二人の少女。
今朝、いつもと同じ道をタクシーに乗って通った時のこと。
大阪の一等地に近いこの場所に、所謂、公団の建物が在ったことを知ったのはつい、この間。不動産業に携わって来たのですから…今の今まで知らなかった事に本当に驚いた。
日本が奇跡的な復興を遂げた一つの祈念碑が、この、今は超一等地と言っても過言ではない場所に在る、低層の鉄筋コンクリート住宅3棟。
その間から小柄なお婆ちゃんと、同じように年老いた娘さんが
道路に待たせていた老人介護の車に向かって歩いてきたのでした。
二人で手に手を取って 太陽の様な笑いを浮かべて
二人は まるで少女の様に輝いていた
有名で在るとか無名で在るとか、そんなこととはなにもかんけいがない
ほんとうのしあわせ とうきょうにはない ほんとうのしあわせを
けさ この少女ふたりは ぼくにおしえてくれた