ここ数日を見ていれば、この20年が分かる。
ここ数日の市場から見える事。
この20年間、日銀や政府は同じような対応を繰り返して来たのだと言う事を私たちにマザマザと教えてくれている。
20年前と今が違うのは、自分たちだけは年収1,000万円超の層に居て、不景気に成る苦しみから無縁だったマスコミと、一緒にダンスをしている評論家や学者たちが、優雅なディレッタンティズムの中で、煙草を吹かし珈琲を飲んでいたのが、これまで。
今は、ネットの急拡大と、ネットを通して市場に参加している人間の莫大な増加で、国民は、これまでより圧倒的に資本主義経済の動向、実態を知っている…この分野での知識の独占はとうに崩れていて、マスコミや政治家の不勉強さも露わに。
この面でも既製のマスコミや政党から雪崩のように人は離れて行っているのだろう。因果応報そのもの。
彼らが、どのようにして、どれだけ日本を、日本の国力を貶しめて来たのかも、今は、マザマザと教えてくれている訳です。
市場になんか神様は居ないけれど、国家を繁栄させるのか、国力を落とすのかは、時の為政者次第、或いは、それに影響を及ぼしているエリート層に居る人達の出来次第、マスコミの出来次第であることを全国中継している訳です。
ここ数日の市場と、政府や当局者の対応を見れば、今は、全てが分かるはず。社員の大半が30歳で年収1,000万円を超えている様なマスコミの目が曇るのは当たり前…人間のありようとして一番良くない…経済競争の中では特に…ディレッタンティズム(低空徘徊趣味)に陥るのは必然。
そのマスコミや己の生活には何の不安もない評論家等を世論として来た政府や日銀が、この20年、ここ数日の様な対応を繰り返し続けて来たのも必然。