ジョバンニの「おっ母さん」
ネットの現場報告を見れば、今日の大阪・梅田だけではなく先日の東京・新宿でも小沢一郎の圧勝だったようだ。
最新号の週刊朝日で気鋭のジャーナリストが対談の中でヨミウリ・オンラインともう一つのオンライン調査では、マスコミの世論調査とは逆の結果が出ていると指摘していたけど、本当だった訳です。
僕は思う…これだけ民意に差が着いたのは、管さん、貴方が寄りかかった面々…イケメン軍団の未熟さが庶民には見抜かれていたと言う事…TVメディアのおかしさは、ネットの莫大な拡大と同じスピードで見ぬかれていたようです。
ネットの拡大と反比例して、間違った高説を述べ続けて来た既製メディアが、皆、苦境に立たされ出しているのは因果応報だったのですね。
貴方方がこれまで情報を独占し、規制された歪められた情報に加工して発信して来た部分が貴方達の致命傷に成りつつあるのだと僕は思う。
この20年をもたらした罪を、神様は、ちゃんと裁き出していると言うことなのでしょう。
管さん、札幌でも、大阪の様に圧倒的に民意から見放されていたら、貴方は降りる事も選択すべきだと、今日の大阪を見て、僕は思った。
例え、勝ったとしても、貴方は、仙谷由人は切るべきだ…小沢なんか検察に売り飛ばしてやる…この一言で、彼は熟議の民主主義などと言う資格も何も無い、本当の権力主義者だと言う事を満天下に知らしめたのですから…この男にシンクロしていた朝日の論説委員たちの罪も、とても深いと僕は思う。
現場の第一線の社員達や、週刊朝日が、朝日の精神を100%保持しているから救われてはいるが。
今、労働者=一般国民の大多数が小沢一郎の登場を待ち望んでいるのは何故か?彼の信念の強さ…「自立」と「真の民主主義」この二つが彼の核心である事に、一般大衆も気が着きだしたのだと僕は思う。
彼の信念とは、僕が物心着いた時に自分の使命として書かなければならないと思った事とシンクロしているはずだと僕は確信している。単に東北人だからというだけではない無口さも、其処に在るはずだと僕は思っている。
あえて、文学的な、無理やりの様に見える表現をすれば、宮沢賢治の魂は小沢一郎の魂の中にも宿っている…僕はそう思う…
彼に取って、ジョバンニの「おっ母さん」とは戦後の日本のはずだと僕は思う…多分、間違っていないはず。と
おっ母さんの為に自分には何が出来るのか?
戦後の日本を、焼け野原に成った日本を繁栄する国にすること、それが小沢一郎の絶対的な唯一の信念だと僕は思う。
自分は知的エリートだとして年収1,000万円の生活に安住し、日本が生まれ持って豊かな国であるかのように錯覚し、この20年、己だけの幸福の中に居たマスコミが決して彼の事が分らなかったのは当然なのだ。
満を持して登場した芥川賢治を大新聞やマスコミが理解できていないのと同じ事。
「自立」ということは、擬制や儀式の犠牲には成らない、と言う事なのだから。
彼は自立出来ていない者、自立出来ていない事は明らかなマスコミに媚を売る様な人間は大嫌いというよりも、馬鹿に見えていたはずだ。
マスコミがこぞって壊し屋と名付けて事足りたと思っている彼の、
それが深層なのだろうと僕は思う。