官邸「危機管理能力」ゼロ…佐々淳行。 週刊新潮今週号から。

黒字化は芥川

10日投開票の統一地方選の結果を見るまでもなく、やはり国民は、未曾有の大震災を前に右往左往するぱかりの官邸、民主党政権に。大いなる失望を感じているのだ。そんな官邸の危機管理能力と指導力のなさに、この人も怒り心頭である。
 
「まず、あの首相補佐官、内閣官房参与などという連中の人数の多さはなんですか。参与などどんどん増やして、9人からあっという一間に15人になった。1人10分ずつ報告を聞くだけで150分、2時間半もかかる。そんな連中が言い合いしてるからいつまで経っても具体策が決まらない。本来なら、官房長官の下にせいぜい5、6人がちょうどいいんです。その程度にしないと、意見のすり合わせをするための会議ばかりが多くなり、結局、決まるものも決まらないんだ」 

舌鋒鋭くそう指摘するのは、佐々淳行氏(80)。言わずと知れた、初代内閣安全保障室長にして危機管理の専門家である。
 
「例えば1986年、伊豆大島の三原山が大噴火したことがあった。その際も当初は国土庁長官主導で対策をやっておったが、延々と会議ばっかりやっとる間に溶岩が海岸線まで流出してきて、1万人もの島民が逃げ惑っているのにまた会議という有様だった。…中略。

*これほどの笑い話も、そうないのではないか。と思ってる間に、また、吹き出してしまった。(苦笑)

「焦眉の急である原発への対応にしても、原子力災害対策本部に東大だのから招いた研究者たちを集め過ぎ。彼らは毎回、分厚いレポートを持って官邸に来るのを日課にしているようだが、レポートが多すぎて、的確な判断材料なのかすら分からなくなっているだいたい、そんなに対策本部だけこさえてどうするんだ。菅首相は役人が信用できないからすべて自分の側近だけでやろうとしてるようだが、逆に自分の首を絞めてるだけだということに気づいていない。自分でリーダーシップを発揮しないから、結局は政治主導にも何にもなってないんだ」

*ここも笑い話にしかならないのだが…終いには、本当に許せない怒りがこみ上げてくるのみ。

…中略。

〝毛沢東方式″というやつで、要は〝闘う組織は単細胞がいい″のです。トップが1人いて、残りはみんな階級を取り払ったヒラの兵隊だけ。命令一下、組織が忠実に動いて成果を上げるんです。

菅首相にはそうした気概がまったく見えず、原発事故への対応にも〝東電を悪者にして責任逃れをしよう″という魂胆ばかりしか見えてこない。リーダーの毅然たる姿勢を見せることで被災地の人たちも安心感を持てるんだが」

…以下略。

*全く、小沢一郎を、あれほど叩きまくり、悪役に仕立て上げた挙げ句に、この様な人物である菅直人を首相にしたのは、何処の誰か?
読者の皆さんの中にも、最低マスメディアに刷り込まれてしまっていた人は、結構、居たんじゃありませんか。

芥川が知っている、或る金持ち親父も酷かったもの…この間、突然、電話を掛けて来たんだが。…正に洗脳とは、かくや、と思った…曰く「小沢一郎は悪い奴だ…」…そうじゃないよ、と言うのも時間の無駄だと思ったほど。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


上の計算式の答えを入力してください