首相、弁明また弁明…今朝の朝日新聞4面から。

梅棹たいじんは、「梅棹忠夫 語る」に於いて、…で始まる、この章の、冒頭の部分は、メルマガとして12:40分発送としました。…この部分は、梅棹たいじんと芥川の様な人間にしか気づかないものです…つまり読むべき値打ちが大いに在るものです。どうぞ、御購読ください。

原発視察は適切だったか

「現地の声有益」
 政府参考人として出席した東京電力の清水正孝社長

「電源、通信機能が喪失し、作業に時間がかかった。その中で総理が来た。視察は特に影響はなかった」と述べた。
 
公明党の加藤修一氏が 「首相の視察が初動対応のブレーキになったという批判がある」と清水社長に指摘。首相の視察時には原子炉格納容器の圧力が高まっており、首相は視察前に放射性物質を含む蒸気を外部に放出して圧力を下げる 「ベンド(排気)」を東電に指示していた。
 
大門実紀史氏(共産)は「視察は不適切だったと認めるべきだ」と首相に迫った。これに対し首相は「官邸の対策本部から東電関係者に(ベンドの)指示を出しても実行されない。現地で責任を持っている人の話を聞こうとした。(視察でペントが行われるという)その後の対応につながった」と語り、視察の効果を改めて強調した。

-「20年住めない」言ったのか

「全く事実無根」
野党側は首相が「福島第一原発周辺は10年、20年住めない」と語ったとされる問題も追及した。岩城光英氏(自民)は「軽はずみな発言は慎んでほしい」。
加藤氏も「責任者としての資格があるのか疑問」と批判した。小野次郎氏(みんな)も「長期間住めないとの認識があるのではないか」と詰め寄った。
 
首相は「そういう発言をしたことは全くない。事実無根だ」と発言を否定。東電が17日に示した事故収束への工程表が予定通り進むことに期待を示し、「6~9ヵ月たった段階で、できるだけ多くの人が戻れるように努力する」と語った。

退陣求める議員も
 
野党からは首相への退陣要求も相次いだ。自民党の脇雅史氏は「多くの国民が首相のリーダーシップに疑問符をつけている」と批判。首相は「私がどういう行動をとったか見て頂ければ、初動か不十分だったという指摘はあたらない」と反論した。

だが、脇氏は「(菅首相は)日本の総理としてふさわしくない。一刻も早く辞めることをお願いしたい」と突き放した。
 
加藤氏は「統一地方選の前半戦で民主党は大敗北。菅政権はノーということだ」と批判を強めた。
 
たちあがれ日本の片山虎之助氏も「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ。復興に道筋をつくった後、次の人に譲るのも選択肢だ」と要求。首相は「責任から逃れるつもりはない」と、続投に強い意欲を示した。

*彼の支持率は、今でも20%前後であり、不支持率=辞めてほしい、は、ほぼその3倍というのが、国民の声。…何故か、各紙の世論調査に比べて6%は甘い数字であるNHKの昨夜報道された世論調査でも、ほぼ、その比率。

一体、今、彼以外の誰が、彼の続投なんぞを望んでいるのか。…彼を見るたび、彼が性懲りもなく繰り返す「まことしやかや××」を、げんなりして聞いて居る国民の嘆きが彼の耳には届いていないのか。

この米国と屹立する、世界最高の民主主義国家である日本で、この様な「裸の王様」状態の人間が、なぜ、在り得るのか。

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