信越化学工業 経営者が選んだ注目銘柄…日経新聞1月13日15面より

節電対応で需要が急増しているLED(発光ダイオード)照明の分野で、信越化学工業が存在感を高めている。輝度を左右する封止材で同社の「シリコーン」と呼ばれる樹脂の採用が拡大。封止材市場での今年度のシェアは過半に達する。LEDでは保護材など6つの部材で同社製品が使われ、市場拡大の波に乗る。

…中略。

国内シェア5割

半導体シリコンと塩化ビニールという、世界トップシェアを握る2本柱で成長してきた信越化に「第3の柱」が育ってきた。
信越化のシリコーンは国内シェア5割。高い競争力でここ数年は全部門で最も高い2割超という営業利益率を維持し、景気の波に振られやすい他部門の苦戦を補い、全体の利益を支える。

今春には中国で85億円を投じた汎用品向けシリコーンの新工場も稼働、新興国市場開拓に拍車をかける。

…中略。

理由は、シリコーン、レアアース磁石とも、市場から「会社の顔」と見なされていないことがある。シリコーンは国内でこそ首位だが、世界シェアは1割程度。レアアース磁石も2位どまりだ。

金川会長は「世界トップを目指せ」と社内に檄を飛ばし、半導体シリコンと塩ビに続く「トップ部門」の育成を急がせる。

…中略。

「約3500億円もの手元資金をどう再成長投資に回すのか」 (外資系証券アナリスト)。

…後略。

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