存在感を輸出できる機会 ディオール×ソフィー・マルソー…朝日新聞1月19日19面より
…前略。
ソフィー・マルソーに話を聞いた。
ディオールは女性のエレガンスの基準を作ったブランド。フランス人として、自国の最高の製品を表現することに喜びを感じる。
自分の存在感を輸出できる機会でもある。今の映画の配給システムでは、仏映画がうまく外に出るとは限らず、観客も米映画に足が向きがちだから。
人工的な方法で美しくなろうとする人がいるが、完璧な美を求めるのは依存症のようなもの。私は現実に向き合うタイプの人間です。よりよく年をとるには、自分を見失わないこと、自分自身に対してどう関わるかが大切だと感じる。
20年にわたって、病気の子供の夢をかなえる団体 「アルカンシェル(虹)」で活動してきた。人の役に立てるのはうれしいし、人には社会で果たす役割があると考えている。