トヨタ社内 SNS50ヵ国で10万人…日経新聞1月23日1面より
16年までに 販売・宣伝に活用
トヨタ自動車は月内にも、日本を含む世界50力国にまたがる販売部門と マーケティング部門の社員を対象に社内向け交流サイト(SNS)を立ち上げる。
効果的な販売や宣伝の手法を共有し、業務効率を高める。トヨタが昨年、IT(情報技術)分野で提携した米セールスフォースードットコムのノウハウを活用。2016年までに10万人規模が利用する世界有数の企業内SNSに育てる。
「Toyota GIobal SNS」をまず8千人規模で開設する。北米と欧州の現地法人を中心に、アジアや中近東の現地法人の社員も参加する。メニューは50力国の母国語で表示し、情報交換には英語を共通言語として利用する。
SNSは利用者がインターネット上で情報を手軽に交換する道具として世界中で普及しつつある。例えば米国の社員が 「こんな売り方が顧客に好評でした」とコメントすると、他国の社員から
意見が寄せられたり、別のアイデアが出されたりして会話がリアルタイムで進む。問題点などを国籍に関係なく共有し、販売力向上や宣伝広告手法の立案に役立てる。
トヨタは11年5月、セールスフォース・ドットコムとネット上でソフトなどを利用するグラウト技術で提携した。