トルコ型改革、アラブも注視…朝日新聞1月27日8面より

イスラム色は薄く  貿易と投資を拡大
脱宗教色と経済成長路線
世俗主義・欧米との距離 カギ
バランス感に腐心

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公正発展党(AKP)

イスタンブール市長から中央政界に転じたエルドアン氏(現首相)らイスラム主義者が国内の経済危機が高まった2001年に結党した親イスラム政党。翌年の総選挙で勝利。昨年6月の前回総選挙では得票率約50%、議席数は定数の約6割に達する。

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トルコの政教分離
初代大統領ケマル・アタチュルクは「政教分離」 (世俗主義)原則を採り入れた。1926年には前身のオスマン帝国が礎としたイスラム法を廃止。28年には「国家の宗教はイスラム教」とする憲法の条文を削除。公務員らの公の場でのスカーフ着用は現在も禁じられている。

(アンカラ=石合力)

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