日本経済を牽引してきた製造業の苦境が鮮明になってきた。ソニーは２日、2012年３月期決算の純損益が2200億円の赤字に拡大する見通しを発表、電機や自動車、素材で大幅な赤字が目立つ。

超円高や欧州危機などの厳しい状況が早期に改善するめどは立たず、工場閉鎖や雇用を減らす動きも相次いでいる。

…後略。

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シャープ株　　ストップ安

２日の東京株式市場では、テレビメーカーの株価が軒並み値下がりした。2012年３月期の連結業績予想で過去最大の赤字を発表したシャープの株価が値幅制限いっぱい（ストップ安）まで下落。

前日比１００円安い５２８円で取引を終えた。1980年以来の水準だ。パナソニックの株価も、終値は前日比25円安い５９２円まで値下がり。こちらは78年以来の水準だ。２日に赤字拡大を発表したソニーは前日比36円安い1328円だった。

一方、格付投資情報センター（Ｒ＆Ｉ）は２日、「Ａ十」のシャープの格付けを引き下げる方向で見直すと発表した。
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