習氏、ビジネス行脚 米映画規制を緩和…朝日新聞2月19日6面より
…前略。
ワシントンから足を運び、ロサンゼルスで習氏をもてなしたバイデン副大統領は17日、中国が外国映画の輸入規制を緩和することで合意したと発表。「映画産業の数千人の雇用を支えるだろう」と強調した。
スピルバーグ監督らが創設した大手スタジオ「ドリームワークス・アニメーション」も同日、中国企業との合弁会社の設立を打ち出した。「中国オリジナルのアニメ・実写映画を世界に発信する」といい、米メディアによると、上海に拠点も構える予定だ。
…中略。
加州は財政赤字が重く公的支出の削減が続く。11・1%の失業率は全米で2番目に高い。知事は「貿易と投資促進のための事務所を中国に開く」と表明。中国の力を取り込む考えだ。
…中略。
習氏の今回の訪米には約300社500人が随行した。政治とビジネスは並行して動き、アイオワ州では16日、中国側が43億ドル(約3400億円)の大豆の買い付けを発表。ICチップなども含め、中国側の購入総額は271億ドル(約2兆1500億円)に上った。
…中略。
習氏はフォーラムで「中国は戦賂的な高みと長期的な視野に立ち、両国間の摩擦を解消していく」とし、米国との結びつきをさらに強める決意と自信を示した。(ロサンゼルス=林望、藤えりか)
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