習氏、気さくさ演出 ボール蹴り・軽妙な言動…朝日新聞2月21日11面より
胡氏の堅さ、教訓に
アイルランドを訪問している中国の習近平国家副主席が、先に訪問した米国に続いて盛んなパフォーマンスを見せている。ベールに包まれていた人柄を惜しげもなく披露。背景には、人間味が伝わらなかった胡錦濤国家主席のイメージ戦略への反省もありそうだ。
…中略。
党関係者が今も口にするのは、米中国交正常化直後の1979年1~2月に訪米した小平氏が、ヒューストンのロデオ会場でカウボーイハットをかぶった姿だ。
東西冷戦まっただ中の時代、氏が見せた気さくな姿は、米国だけでなく中国の国民にも新たな時代の到来を実感させた。
…中略。
「摩擦や対立が起きた時、相手国の指導者や国民を安心させる首脳の役割」(外交研究者)が欠けていたとの指摘があり、新たな指導者像の演出につながっていると見られる。
(北京=林望)
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