プロジェクト・ジャパン メタボリズムは語る… R・コールハース、H・U・オブリスト著

プロジェクト・ジャパン メタボリズムは語る… R・コールハース、H・U・オブリスト著
太田佳代子ほか編。(平凡社・7600円)…4/1、日経新聞読書欄から。 文中黒字化は私。
壮大な構想に挑んだ建築家たち
東日本大震災後の日本にとって示唆に富む大著をオランダのスター建築家、コールハースらのプロジェクトチームがまとめ上げた。
1960年代の「メタボリズム運動」を担った建築家へのインタビューが中心。
自然災害への対応、都市の過密化などの解決を求められた建築家たちの奮闘の跡が浮かび上がる。
…中略。
本書が導入として関東大震災後の復興計画や戦前の植民地政策などを紹介するのはこのためだ。
メタボリズム誕生の地ならしをした丹下健三も大東亜共栄圏での都市計画にかかわり、廃虚となった広島で戦後のキャリアを開始。
日本の建築家にとって「建築」は「国づくり」そのものだったのである。
…中略。
しかし東北の復旧・復興の歩みの遅さを見れば、著者の言葉にうなずくだろう。
ビジョンに突き進んだ 「彼らの大志から学ぶものは大きい」のだ

…後略。

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