昔、ネルソン・フレーレ、アルフレッド・ブレンデル、或いはラベル弾きの…。

昔、ネルソン・フレーレ、アルフレッド・ブレンデル、或いはラベル弾きの、フランス人のイケ面ピアニスト、これらのピアニスト達が大阪厚生年金会館ホールでリサイタルを開いた時には、私は必ず聴きに行ったものだった。
その厚生年金会館の事だが、昨日だったか、新聞下段か何かの広告を見ていたら、ある会社の名前が冠されていた。
これは冠だけの命名権を売買しただけではなく、おそらくこの会社が買い取ったのだろうと思う。
厚生年金をここ数年、マスコミは、とことん叩いてきた。まるで厚生年金は悪であると、
だから厚生年金関連の施設に値打ちなどないのである。と
二束三文でも売れたらよろしい、そういう風潮を醸し出してなかったか。
そこで、またまたこの会社の登場である。
読者の方はおわかりのように、私は遂に「男はつらいよ」の全シリーズを見きってしまったのだった。
寅さんに、ふとこの事を話だしたら、「結構毛だらけ、猫灰だらけ、お猿のオケツはまっかっか」と、例の調子で答えたのだった。
全く私はそう思う。
これらの施設の売却において、つまり北ヤードと同じ事であって…
一円でも多くのお金を回収するというのが本当だろう。

だが、世界に向かって開かれた、オープンな公開入札が行われた、などという事実は聞いた事がない。

 

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