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以前に、近畿圏(京都、大阪、神戸、奈良として)のことを考えていた時、奈良の人口が、他の都市に比べて極端に低い事に驚いた。

前章の続きで、奈良県全体の人口を調べてみて、更に驚いた…全部で1,417,092人(平成23年10月現在)なのである。

京都市と、ほぼ同等だが、京都市よりも県全体の人口が少ない。

ならば尚のこと、考えてみたら良いのではないだろうか。

京都市は人口150万人超であるが、数年前に、年間観光客数5,000万人の目標を掲げたのだが、読者の方は御存知の様に、芥川の予想通り、あっと言う間に達成してしまった。

奈良県全体の年間観光客数は300万人超のはずである。

奈良県の関係者や政治家は、この数字の差を、一度、とことん考えた方が良いのではないだろうか。

大体が、産業がない、活気が無い町ほど、住民税や固定資産税が、異常なほどに高いものなのだから。

二月堂の、あらゆる意味に於いての凄さが、芥川を奈良に恋させたと云っても過言ではないから、余計に、そんなことを考えるのである。

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