流石は大スター金閣寺である。各国の人達、修学旅行生達等が、ひっきりなしに訪れていた。

写真撮影禁止、に、少し、気分を害して、「なら行くもんか」と思っていた、大徳寺・大仙院の、枯山水の庭。

先日の、大徳寺・方丈、春の特別拝観、この時だな、観るべき時が来たな、と。

天下第一統であったことは既述の通り。

労作者が言う所の、石組、等が、芥川の呼吸に成って来たのである。

銀閣寺の庭園も、金閣寺の池泉庭園も、妙心寺・退蔵院の庭園も室町時代の作であること。(当然と云えば当然なのだが)

銀閣寺の庭園は、宮城豊盛が元和元年に完璧に補修した、とあったから、元和元年とは、どんな時か、宮城豊盛とは、どんな人物か、と調べていた。

当初は、銀閣寺に行こうと決めていたのだったが…今までとは違う思いで、拈華微笑して来よう、そう思っていたのだったが、上記の調べ物が、面白過ぎて、時間が過ぎてしまったから、取り敢えず、JR花園駅に向かった。

退蔵院、龍安寺、金閣寺、これらを念頭にして。

退蔵院に先ず、歩いて行った。

そのまま、帰ろうかとも思ったのだが、天気は良かったし、まだ3時半前だった。

ちょっと痛い出費だったのだが、タクシーで、金閣寺に向かった。

流石は大スター金閣寺である。

平日の午後にも関わらず、各国の人達、修学旅行生達等が、ひっきりなしに訪れていた。

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