週刊朝日が100万部は購読される国でなければ…。

本当の民主主義国家とは言えない、と、芥川は言い続け来た訳だが、ここ3年間ぐらいは、特に、そうなのである。

今日も、実に、多くの良い記事が在った。

中でも以下の両氏の対談は、日本国民の多くが読むべし記事である。6/8号、週刊朝日から。

渡邉恒雄 わたなべ・つねお 1926年生まれ。読売新聞グループ本社代表取締役会長・主筆。東京大学文学部哲学科卒業。ワシントン支局長、政治部長などを経て91年、代表取締役社長、04年から現職。著書に、『派閥』『党首と政党』など

帯津良一 おびつ・りょういち1936年生まれ。帯津三敬病院名誉院長。西洋医学だけでなく様々な療法でがんに立ち向かい、人間をまるごととらえるホリスティック医学を提me著書に『達者でポックリ。』、『健康問答』(共著)など

…前略

帯 大丈夫ですよ、顔色もよろしいし。ご著書によりますと、若いころから死について考えていらっしゃったようですね。大学で哲学を専攻されたのも、そのへんが理由ですか。

渡 やがて戦争で死ぬ。それに耐えるのは哲学だと思っていた。役に立ったのはカントとニーチェですね。おやじは早くに死んでいたから伯父に哲学科に行くと言ったら、「バカ。銀行員と医者以外は人間じゃない」と説教された。僕は「この戦争は必ず負ける。そして戦争に行ったら必ず死ぬ。もし生きて帰ってきたら、医学部か経済学部に転部しますから、死ぬ前ぐらいは哲学をやらせてください」と説得したんです。

…後略。

芥川は、渡邉氏については、ほんの概略は知っているつもりだったが、当然ながら、この4ページに渡る対談記事で知った様な事実は、全く知らなかった訳である。

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