大江大人が綿矢りさに大江健三郎賞を上げて対談した記事を読んで驚いた。

京都に向かう車中で朝日新聞を読んでいた。

スポーツ面も過ぎた22面に、その記事は出て来た。

6/2、京都からの帰りの車中で読んでいた週刊朝日で坂中英徳さんと、その著作の内容を知った時の驚きに、匹敵したと云っても過言ではないほどに。

こんなに短期間に続くとは、という驚きでもあったのである。

さて、

この新聞記事、6/4、朝日新聞22面、で、何に驚いたかと云えば、

…前略。  文中黒字化は芥川。

大江が特に注目したのは「慈愛」と言う言葉。

…中略。

「私自身は慈愛という表現に違和感をもっだが、綿矢さんはこの言葉を必要として、書きこまずにいられなかった。小説家にはそんな言葉があるものです」と大江。

これについて綿矢は「同情や宗教的な愛ではなく、もっとさりげなく、持続的な温かいものを人に対してもちたい」と語った。

…後略。

芥川の購読者の方々、及び、今、購読を決めて頂いている方々は、昨夜、芥川が、芥川の哲学の一端を、京都府立植物園の森の中の花々と共に、開陳した事を覚えているはず。

芥川は、綿矢りさ、が、そのような哲学を持っていた、或いは持ちだしたと云う事に、何らの違和感も感じない。

何故なら、彼女は、京都出身、京都で生まれ京都で育った人間だからである。

京都に在る神髄とは、所謂、いけず云々などは全く無関係なのである。

日本の美しさ、素晴らしさのエッセンスが在る場所、それが京都だからである。

分からない人は、昨夜の芥川の写真と一緒に、読めば分かるはず。

これまでの芥川の写真=芥川の絵、芥川の時間、芥川の魂、芥川の哲学と正法眼蔵して頂ければ分かる。

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