今、競争相手に在る国と国とは、実は、絶えざる情報戦を為しているのだ、と考えれば、…。

今、競争相手に在る国と国とは、実は、絶えざる情報戦を為しているのだ、と考えれば、日本ほど、どうしようもない国はないだろうと、芥川は思う。

例えば、日韓関係でみてみれば、芥川が言わんとする所は、直ぐに分かるだろう。

今、前章の記事の様に、日本人名ではない、有名国立大教授は沢山いる訳である。各大学に敷衍すれば、結構な数のはずである。

日本の大企業に於いてもしかり。

一方、民主主義国家であるはずの韓国、グローバル国家であるはずの韓国には、どれだけの数の日本人教授がいるだろうか。

殆ど皆無に等しいのではないか。

企業に於いては、今回の原発騒動に乗じて、東電等の、原発技術者をスカウトする事を国是として、東京に、その為の支社まで作っている事は、先般、週刊朝日の記事が、検証していた通りだから、スカウトした技術者たちは結構いるのだろうが、

日本企業の様に、各分野に、分け隔てなく、配置している等と云う事は有り得ないだろう。

必要な技術を得る為の特殊な社員として存在しているだけで、社会に溶け込んでいる事は有り得ないはずだ。

このようないびつな関係で、正常な情報戦略を、日本が、韓国に対して持てる訳はないのである。

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