真のエリートとは誰か
日本の「優秀選手」はメディアにいるのではない。
企業で、官庁で、医療の現場で、
年収500万円の現実を受け入れ、家族と社会を支えている90%の国民こそが、日本の真のエリートだ。
朝日で仕事をしたりしている連中は、日本の優秀選手たちではない。
2016-01-23
考えて見れば芥川賞や直木賞などを決定しているのも、週刊文春を発行している文芸春秋社だった。
だからだろうか、読者はご存知のように、20歳の頃に、この世界に居る、もう一人の私である、ル・クレジオに出会ったからであるとも言えるが、
私は、この会社が発表する賞を受賞しましたという作家や作品を、ただの一度も読んだことがない。
読む気も、読みたいと思ったことすらない。
それは当然だろう。
こんな幼稚にして悪辣な会社が決定している人間たち、つまり作家などと称せられている人間たちとは、いかなる人間たちかと言えば、簡単に言えば、朝日新聞を読んで育った人間たち、というだけの事なのだから。
私の感覚が全く正しかった事を、今回、週刊文春はいみじくも100%証明したのである。
以前に書いたように、朝日で仕事をしたりしている連中は、日本の優秀選手たちではない。
日本の優秀選手たちは、日本が世界に誇る企業群で、世の為、人のために、甘利大臣の様に、粉骨砕身、日夜努力をしている。
あるいは、霞が関で国の運営に携わっている。
あるいは医者になって、赤の他人の命を救うために、誰もが免れない死は言うに及ばず、殆ど全ての人間が患う、数々の病を治すために医者になっている。
一生働いて年収500万円に甘んじる代わりに、屈託のない家族4人の幸福を得て、
9時から5時、或いは6時までの仕事に、
世界一の勤勉精神と、もはや芸術家と言っても過言ではない精神を込めて、
日夜、実業に従事している90%の国民。
以上が日本を代表する優秀選手であって、
正業にも就かず、言論で飯を食っているような連中は、日本を代表する優秀選手ではないと私は書いて登場した。
くしくも、一昨年8月に、当の朝日新聞が、私の論説の正しさを、余すところなく100%証明したことは、日本中が知っての通りである。
もう一度言及するが、
週刊文春と、その情報提供者たちこそ、ゲスの極みである、と批判した、山東昭子さんの言は、全く正しい事を、まともな日本国民は皆、知っているはずだ。