映画以上の試合だ、もし映画で、こんな筋書きだったら、アカデミー賞も取れない

今週は、野球について、驚かされる事が連発している。
静岡高校について書いた翌日の朝、NHKで当日の試合表を見て、信じがたい程に驚いた。
第4試合に、宮城県代表として東北学院の名前があったからである。
既述の様に、私が仙台二高生だった頃、この学校には硬式野球部はなかった。創業が伊達藩時代等と言う老舗の子供達も通う、典型的な、キリスト教系のお坊ちゃん学校だった。
この高校が硬式野球部を創設した時、「監督はKさんしかいないだろう」という事で、創部以来、暫く前まで、長い間、監督をしていたのが私の長兄だったからでもある。
だから、程なくして妹から電話がかかって来た。
この事については後述するが、今しがた、この高校と島崎藤村の関係を確認しようとして驚いた。
この高校の創設者である押川方義は仙台一のお嬢さん学校だった宮城学院の創設者でもあったからである。
道理で、東北学院と宮城学院は親密だったわけである。
この稿続く。
やっと副反応から完全回復した私は、今朝、睡眠も、たっぷり8時間取って、8時15分頃に起床した。
リビングのテレビを見れば録画のランプが付いている。
「あれっ、こんな時間に、何だろう?」と思って録画を観た。
ヤンキースVSホワイトソックス、昨夜、スカパーで、大谷の試合を録画しようとした時に、出て来たから録画した事を思い出した。
ヤンキースの試合は私が最も観たいものの一つなのだが、田中が退団した為に、今年は、NHKもスカパーも全く放送しない。
MLBのHPから年会費を払って全球団の試合が観れるようにしようかと思ったのだが、以前に、お金は払ったは、観れなかった事があったから諦めた。
スカパーの難儀なところは、重なる番組を同時には録画できない事と、録画中には、他の番組が観れない事である。
有無、今年、初めてのヤンキースの試合、おまけに電撃的なトレードでヤンキースに移籍しても、一層、目覚ましい活躍をしているシカゴ・カブスの看板選手だったリゾが観たい。
大谷が、ゲレーロ・ジュニア相手に投げる試合も見逃せない。
そこで8時から10時半まではヤンキースの試合を録画、大谷の試合が始まったら、録画中止、と決めた。
録画で最初から観た私は驚くと同時に本当に感心した。
これがメジャーリーグの真髄、文明のターンテーブルが回っている国で、真の世界のリーダーである米国の証明である。
世界中の野球ファンなら誰でも、ケビン・コスナー主演の「フィールド・オブ・ドリームス」は一度は見た事があるはずである。
あの球場のすぐ近くにメジャーリーグは、この日の為に、映画に登場した球場を建設したのである。
メジャーリーグの球団がないアイオア州ではメジャーリーグの試合は行われない。
ケビンコスナーが出て来た瞬間に、私は瞬時に事の次第を理解した。MLBは凄いな、米国は凄い。
映画の通りに外野のトウモロコシ畑からヤンキースの選手たちが入場してくる。今、このシーンを書いていて、私は思わず感涙を覚えた。
中略。
この試合そのものが、また、映画以上だった。
今年、ワールドシリーズ制覇を目指すホワイトソックスが8回に繰り出したのは7月に獲得したキンブレル。
最終回7対4でリードされていたヤンキース、相手は、絶対的なクローザーのヘンドリクス。
ジャッジの、この日、2本目のホームランが飛び出し7対6、続く、7月にレンジャーズから獲得したギャロは四球で出塁
打者はスタントン!私は、この時、ホームランが飛び出すぞと、確信して言った。四球の後の初球をスタントトンは叩いた。
ホワイトソックスの左翼手がジャンプする、一瞬、捕球したかに見えたが、彼は、むなしく崩れ落ちた。
これだけでも、信じがたい試合である。
ヤンキースの絶対的なクローザーである豪速球投手、チャップマンは左ひじ故障中。
それでも登場したのは、ブリットンである。
だが、彼は、ヤンキースに来てから、不安定な投球をしている。
最初の打者は、快調に切ってとった。これならと思った途端に、
0-2からボールを連発して四球。次の打者は去年の首位打者、つまり好打者である。
これは、やられるぞ、と思った矢先に、これまた初球を、ライトスタンドに、サヨナラホームラン!

解説者達も言っていたが、「映画以上の試合だ、もし映画で、こんな筋書きだったら、アカデミー賞も取れない」

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