規制開放が生んだ格差社会 ― 朝日新聞が煽った日本型アメリカ化の破綻

朝日新聞を先頭とする規制開放論が、日本に米国型の格差拡大社会を持ち込み、一握りの超富裕層と年収180万円の貧困世帯を大量に生み出した構造を批判する。日本が本来模倣すべきであった米国の本質的強さではなく、最も愚かな部分のみを模倣した戦後派文化人の思想的破綻を検証する。

一握りの人間が、多くの人間を年収180万円の貧困世帯に送り込みながら、自分は、何度、生まれ変わっても使い切れないだけではなく、実は、そんな多額の資産を持っている事にも意味がない。
2016-01-19
それに、規制開放などと、実態は二流の受験優等生たちの集まりである朝日が音頭を取り出すまでは、日本の大企業の経営者は、今の様な、超高給を取る事に邁進していたわけでは全くなかった。
一般社員との給料の差は、一定のものだった。
そこにもまた、敗戦によって失った経済的な損失、つまり国力を、日本が一気に回復した、世界が驚嘆した日本人の底力の発揮という原因も在ったのである。
一握りの人間が、多くの人間を年収180万円の貧困世帯に送り込みながら、自分は、何度、生まれ変わっても使い切れないだけではなく、実は、そんな多額の資産を持っている事にも意味がない。
その事の証明が、彼らが消費に使うお金は、低所得層が、消費に使うお金に比べて圧倒的に少ないという事実である。
米国の態様の中で、真似をしてはいけない部分だけを真似て、本当に犯罪的に愚かな朝日を筆頭にして、規制開放をはやし立てた。
朝日と彼らに同調して来た人間たちよ、米国を真似るのなら、なぜ、米国は世界のリーダーであり続けているのか、その軍事力や、CIAやFBIの情報力、ハリウッドを筆頭にした文化輸出力を真似るべきだった事すら分からないほどに、戦後派文化人と称する人間たちは愚かだった。
真似たのは、格差拡大社会の方だったのだから、話にもならない。
アメリカンドリームとは無縁の社会、それは全く必要がなかった社会である。
向こうは、ついこの間できた、閉鎖された階級社会を飛び出して来た、欧州の労働者階級が、その基盤である多民族国家であるがゆえに、どんな分野であれ、成功した者は、巨万の富を稼ぐという構造を持っている。
聖徳太子から数えても2,000年近くに成る、単一民族国家として、伝統と文化を作って来た国、その象徴が奈良であり、京都である。
その基盤は、今なお、「和を以て貴しと成す」である。
朝日新聞社の間違いは、ここでも明らかである。
この稿続く。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


上の計算式の答えを入力してください