梅原猛と高橋和己の対話と完全に一致した私のジャーナリズム論

梅原猛が故・高橋和己との対話で語ったジャーナリズム論と、筆者が独自に展開してきた定義が完全に一致していることを示し、政治家とジャーナリストの本質的役割、そしてロッキード事件報道が日本の幼稚化した報道姿勢を決定づけたという重大な問題を鋭く告発する論考である。

梅原猛が故・高橋和己との対話の中で、ジャーナリズムについて語っていた事と全く同じ事。
2017-01-01
「政治家とジャーナリスト」
2011-04-26
梅原猛が、故・高橋和己との対話の中で、ジャーナリズムについて語っていた事。
該当の章をご参照ください。
と、全く同じことを私は書いていたからです。
その部分は以下では黒字化します。
「政治家とジャーナリスト」
政治家というのは職業政治家な訳である。
つまり政治を自分の人生の職業とした人たち。
ジャーナリストというのも職業ジャーナリストな訳である。
つまりジャーナリストであることを自分の人生の職業とした人たち。
政治とは何か。
為政と国の統治を為す事。
政治家については、既に定義した通り。
選挙に勝ち、選挙民=国民の声を施策に反映させる人の事である。
ジャーナリズムとは何か。
正確な事実を国民に提供するもの。
事実が隠されている時は、とことん、自らの頭脳で考え、自らの足で検証するもの。
例え、対象が世界の果てであっても。
そこには危険が常に伴うものでもあるから敬意も表されるものだろう。
これは重大な指摘なのだ。
この20年超のマスメディアは、ジャーナリズムであることを忘れて。
その始まりであろうロッキード事件だって。
アメリカに飛んで、当時のアメリカの航空機産業の情勢、世界の政治情勢、ロッキード社が世界では、どのような事を為して、それに対して、他国は、どの様な対処を為したのか。
世界的な事件であったのに。
記者クラブから流される情報のみを良しとして。
まるで、日本だけで起きた大事件の様な書き方、取り上げ方をして。
あたら、戦後日本に登場した天才政治家を牢獄に送ってしまう様な事だけを為して。
ロッキード社が、何故、この様な事を為したのかを、解明し。
他国は、どのように対処する事にしたのかは、報道しなかった。
多国間の事件だったのに。
国内の事件。
田中角栄=悪という幼稚園児の様な。
正に精神年齢12歳に相応しい大騒ぎを連日連夜為した事が。
今の日本のジャーナリズムを作り上げたのだと私は確信している。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


上の計算式の答えを入力してください