『朝日』と共産党が作った「戦後民主主義」――国旗・国歌をめぐる倒錯した日本社会

NHK『クローズアップ現代』が国歌斉唱時の起立問題を重大事のように扱う背景には、『朝日新聞』と共産党が主導した「戦後民主主義」と自虐史観の蔓延がある。国旗・国歌を軍国主義と結びつける主張、日教組の偏向教育、そして国際舞台での日本人選手の恥ずべき対応まで、日本社会を歪めてきた戦後思想の実態を鋭く告発する。

以下は前章の続きである。

この日は「国旗国歌・卒業式で何が起きているか」というタイトルからして、朝日新聞風の嫌な予感をさせられたものだが、
中身もまさに『朝日』的であった。

キャスターの国谷裕子が、例の卒業式における国歌斉唱で、教師が起立するのどうのを、
いかにも重大問題であるかのように取り上げる。

国歌斉唱のときに立つ。

そんなのは世界の常識である。

NHKが取り上げる話でもない。

ただ日本では、昭和四十年代からこっち、
『朝日』と共産党が主導した「戦後民主主義」と、その産物である自虐史観が横行し始めてから、
日の丸がどうの、国歌の内容がどうのと、愚かな論議が出てきたことは確かである。

共産党系の日教組などは、
国旗や国歌は軍国主義につながる、
この旗の下で朝鮮は植民地化され、アジア各国が侵略された、
などと主張し、
その主張に沿って「国歌を歌わない良心の自由」などという言い方まで出てきた。

おかげで、モーグルの表彰台に立った里谷多英が、
国歌吹奏のときに帽子も取らないという、恥ずかしい姿を世界にさらすことにもなった。

しかし、
「アジアは日本のおかげで解放され独立できた」(マハティール首相)
からこそ、
「日本を憎むべき侵略国家に仕立てなければならない」(ハル米国務長官)
という、米国の戦後処理計画も生まれてきたのである。

この稿、続く。

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