似非モラリズムと経済無知――朝日新聞がアベノミクスを憎む理由

朝日新聞は「市場の価格形成が歪められている」とアベノミクスを攻撃するが、その論理は幼稚で悪質である。
20年以上のデフレ下で外資が東証を支配してきた現実を無視し、似非モラリズムを経済に持ち込む姿勢は、全知全能を装う傲慢さに他ならない。

2017-03-03
冒頭の朝日新聞の記事は、アベノミクスが市場の価格形成をゆがめているという、酷いものなのである。
幼稚で愚かで悪質な、安倍政権憎し、安倍政権打倒の醜い魂胆を、似非モラリズムをまとうだけではなく、
例によって、朝日新聞は全知全能の神であると言わんばかりの愚かしさで、
韓国人は最初の授業で韓民族は世界で最も優秀な民族であるなどという、これ以上ないナチズムの言葉を教えられるらしいが、
朝日新聞社の社員たちの頭脳構造は、この韓国と何ら変わらないと言っても過言ではない。
20年以上続いたデフレ、即ち日本経済の大停滞の結果、東証の一日の売買高の7割は、外資に依って占められてきた。
この間の真実についても、2010年7月以降の私の論説で関連する章を読んでください。
彼らが、どのようにして東証の価格形成を歪め、日本経済を弱体化し続けて来たかと言えば、実に単純な操作なのである。
何か事が在るたびに、或いは彼らが莫大な利益を上げる必要があるたびに、
為替先物で円高に振る、東証で日経先物に空売りをかける。
欧州の著名なファンドマネージャーが「日本の市場は絶対的に利益を出せる市場なのだ…」と言っていた事を紹介した章などをご参照。
絶対的に安定している日本市場で確定的に莫大な利益を上げ、
それで不安なくハイリスク・ハイリターンの新興市場に資金を投下し、更に莫大な利益を上げる。
この外資の行動が、天文学的な格差を作ったと言っても過言ではない事すら、気づきもしない朝日新聞社は、
今度は似非モラリズムを経済に振り回して、
アベノミクス攻撃を、あろうことかフロントページの大紙面を使って連日、行っている。
その記事の内容が、これがまた朝日新聞に相応しい悪辣な内容なのである。
38歳でデイトレーダーをしているという男を登場させて、
部屋には10数台のモニターを置いている事を描写して、
この男が為替先物や日経先物を取引している事を題材にして、
アベノミクス攻撃をしているのである。
そんな暇があったなら、38歳の男が正業にも就かず、そのような事を行っている背景なりを書くのが、まだしもだろう。
とにかく、この新聞の幼稚さ、それゆえの悪辣さは、筆舌に尽くしがたいのである。
この稿続く。

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