「生粋のアメリカ人」をスパイにする中国— CIAに潜む中国二重スパイ事件が示す現実 —

中国が民族的背景に関係なく工作員を育成・浸透させている実態を、CIA中国二重スパイ事件から検証する。スパイ防止法制に反対する日本国内の言論との危険な共鳴を指摘する。

2017-04-11
中国は民族を選ばずスパイを育成する。
シュライバー事件は、その現実を白日の下にさらした。
工作活動は過去形ではない。
今も続いている。
だからこそ、スパイ防止と国家犯罪を取り締まる法整備は不可欠なのである。


だが慎重に経歴調査を進めたところ、彼が中国から送り込まれた工作員である疑いが強まった
2017-04-11
以下は私が定期購読しているニューズウィーク日本語版最新号からである。
この記事を読んだ慧眼の士は皆、私の蓮舫に対する言及が正鵠を射ていると確信するだろう。
見出し以外の文中強調と*~*は私。
CIAに潜む中国二重スパイ
情報機関、生粋のアメリカ人をスパイに雇う中国の戦略で、疑心暗鬼と人材不足のダブルパンチを食らうCIA
ジェフ・スタイン(ジャーナリスト)
その男はCIAにうってつけの人材に見えた。
男の名はグレン・ダフイー・シュライバー。
ミシガン州育ちの28歳で社交的、運動神経が良く、子供の頃から国際情勢や外国語に強い関心を持つ優秀な学生だった。
それだけではない。
中国に留学し、働いた経験もあり、標準的な中国語を完璧に操ることができた。
だが慎重に経歴調査を進めたところ、彼が中国から送り込まれた工作員である疑いが強まった。
そしてポリグラフ(嘘発見器)を使った面接の段になると男はうろたえ、急に応募を取り下げた。
その後、シュライバーは中国の手先となってCIAに潜入を試みた罪で逮捕され、禁錮4年の刑に服している。

*今、日本で世界中のほとんどの国が法制化している法律、スパイを取り締まる、テロなどの国家に対する犯罪を共謀する事を取り締まる法律に対して、反対の声を上げている人間の全てが、現代の尾崎秀美=スパイ活動を行っている人間達なのだと言っても全く過言ではないのである*

もう7年も前の事件だが、CIAの内情に詳しいある情報源によると、シユライバー事件の余震は今も続いている。
中国の諜報機関である国家安全省は従来、こうしたケースではもっぱら中国系アメリカ人を使ってきた。
しかしシユライバー事件で、中国が生粋のアメリカ白人にまで触手を伸ばしていることが判明した。
この3月末にも国務省職員のキャンディス・マリー・クレイボーンが、中国のスパイと接触して見返りを受け取り、FBIに虚偽の説明をした容疑で逮捕されている。
中国のスパイ攻勢に対するCIAの「被害妄想」(ある元職員の表現)が一段と強まるのは間違いない。
「1年か2年前、CIAが中国の諜報機関に送り込んでいた高位の情報源が次々と(中国で)身柄を拘束される事態があった」。
米諜報部門の元高官は匿名を条件に、そう本誌に明かした。
「それでCIAは内通者の存在に気付き、以後は人材採用に当たり非常に慎重になった」

*似非モラリズムと似非人道主義の塊と言っても過言ではないNHKや朝日などのメディアの採用条件はスパイ天国そのもので慎重どころかフリーパス状態のはずだ*

この稿続く。

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