事実ではなく思想を刷り込む新聞――朝日新聞という幼稚な装置

朝日新聞が事実報道ではなく、自らの幼稚で愚かな思想を「モラリズム」で装飾し、日本と日本人を貶め続けてきた構造を告発する論考。渡部昇一の論考との知的共鳴を通じ、対中・対北朝鮮の現実と日本の戦後的錯誤を浮き彫りにする。

2016-03-01
一昨年の8月までは朝日新聞などの購読者は渡部昇一さんを右寄りの論客だと思いこまされてきたはずである。
私もそうだったのだから、疑う余地はない。
つまり朝日新聞の報道は、日本と日本人を虐げる思想に見せかけのモラリズムが混合された、彼等の思想で脚色されていたのである。
事実を伝えるのではなく、自分たちの思想を伝える、それが朝日新聞だったのだ。
一昨年8月がなかったらと思うと、実にぞっとする話なのである。
彼等の酷さ(幼稚な悪辣さ)は言及してきたとおりなのだから。

さて渡部昇一さんは私の故郷の隣県である山形県出身である。
渡部さんは朝日を購読して来た私が知らなかった歴史的な事実を教えてくれる。
私は彼の論文に触発されて、実に重要な事が啓示の様に閃く。
私は渡部さんが私の論文を読んでくれていると感じている。
月刊誌WiLLの4月号の巻頭論文は渡部さんが書いている。
読者は以下の部分を読んだら、私の頭脳に閃いたことを渡部さんは簡潔に論文として実証してくれていると感じるだろう。
渡部さんが私の論説を読んでいないとすれば、私たちは全く同じ頭脳を持っているのである。
黒字強調の箇所は特に、私が先日書いたことと全く一緒であると読者は感嘆するはずだ。

前文略

北朝鮮については述べたとおりだが、日本の近辺を見渡せば、中国の脅威は日増しに現実のものとなっている。
尖閣沖周辺ではいまも毎日のように領海侵犯が続いており、ついには武装船が周辺海域に現れるまでになった。
中国は埋め立てた南シナ海の島々を「武装要塞化」しているが、これはベトナムやフィリピンと戦争をするつもりなのではない。
日本のシーレーンを断ち切り、干上がらせるための布石である。
中国は、資源のない日本が戦前も禁輸によって締めあげられ、戦争に突入していったのを知っている。

その証拠に、民主党政権時代に尖閣国有化問題で日中関係が悪化した際、中国は即、レアアース禁輸措置に及んだ。
「これで日本は参るだろう」と見てのことだったのである。
いざとなれば「日本締め上げに出るぞ」ということだ。

*次章にてご紹介する続きは、まともな頭脳を持っている全ての日本国民は、愕然とするはずである。
国連に対して米国だけが並びうる最大の分担金を払い続け国連を維持し続けて来た日本。
朝日新聞などを購読してきたばかりに、こんな馬鹿な事を戦後70年も放置し続けて来たのである。

これ以上、幼稚で愚かな話はない。

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