敗戦は誰の目にも明らかだった ― 覆い隠された戦争犯罪
戦争末期、日本の敗戦は世界の共通認識だった。無差別爆撃と原爆投下計画の背景を検証し、戦争犯罪を覆い隠すために構築された物語を批判する。
2016-03-19
戦争末期。
日本の敗戦は、朝日新聞を購読していた日本国民以外の、世界中の誰の目にも、明らかだった。
連合国は、ポツダム宣言など、終戦処理を考え始めていた時、
焼夷弾を用いて、127都市を、無差別爆撃し、
ごく短期間に、300万人を超える、
そのほとんどが、非戦闘員である、一般市民を、殺した。
それだけでも、飽き足らず、
ソビエトに対する、見せつけ、
アジア人に対する、人種差別、
日本国と、日本人に対する、全くの、無理解と、無知。
最初の、原爆投下予定地が、京都だった事実が、
彼等の、無知蒙昧と、野卑さを、証明している。
これは、人類史上、最大と言っても、過言ではない、戦争犯罪であり、
人道に対する、大罪である。
それを、覆い隠すために、
アメリカ合衆国は、
日本を、悪い国に、
日本人を、悪者に、仕立て上げた。
この稿、続く。