本物の言葉は、本物の人に届く— 自然の法則としての人間界 —
京都の春の一日と、円山公園の枝垂れ桜、そして一通のメールを通して、本物の言葉が本物の人に伝わり、人間界を正すという確信に至る随想。
2016-03-21
今日、本当の快晴だったから、我が家の庭である嵐山に向かった。
祇園の好きな店で昼食をとると決めていた。
嵐山から祇園に向かうのに、阪急ほど便利な乗り物は無い事に、全く気が付いていなかった。
願い通りに京都の春野菜の天婦羅と美味しいそばを堪能した。
向かった円山公園で、先日、NHKが放映していた、佐野さんが手塩にかけて育てた円山公園のシンボルと言っても良い枝垂れ桜が、開花し出していた。
公園内を登ってゆくと、十分にピンクに染まった枝垂れ桜があった。
東山には大勢の和服姿の女性がいて、それだけでも美しいのだが、この桜の側にはとりわけ美しいひとたちが集って撮影していた。
それがとてもいい絵になっているのである。
咲き始めた桜を美しいひとたちが補完しているといったら良いだろうか。
帰宅して、メールを開けたら、米国で弁護士事務所を構えている素敵な女性から、昨日、私が、世界に発信した或る論説が「イイネ」とリツイートされていた。
カワセミを筆頭にした鳥たちといい、私は、自然界の法則のように、人間にも、本物の言葉が本物の人に伝わり、人間界を正す、そのような法則があるのだと確信している。