「学校を建てて悪かった」と謝り倒す皮肉 ― 韓国を突き放すことが真の支援である理由

韓国への過剰な譲歩を続けてきた日本の姿勢を見直し、距離を置くことこそが韓国のためになるという現実を、百田尚樹と呉善花の対談から読み解く。日本統治時代の史実、反日感情の構造、そして「謝罪外交」の限界を鋭く示す論考。

2017-07-03
学校を建てて悪かった、農地改革して悪かった、と初めから終わりまで謝り倒しています(笑)。
以下は前章の続きである。
韓国のためにも突き放す。
百田。
日本人は、これまで韓国が無茶苦茶なことを言ってきても、「わかりました。その条件も呑みましょう。それも譲歩しましょう」とやってきました。
ところが、この十年ぐらいの間でしょうか、日本人のなかに韓国に対して「もうええ加減にせえよ!」という気持ちが強くなってきた感じがします。
呉。
李明博大統領が竹島に上陸したり、天皇陛下に対して「韓国に来たければ跪いて謝罪しろ」といった意味の暴言を吐いたり、朴槿惠大統領が世界中で反日を言いふらす姿に、多くの日本人が怒り、もうウンザリだという感じになりましたね。
百田。
断交とまでは行かなくても、この辺りで一度、援助も何もかもストップして、経済的にも韓国とは一線を画したほうがいいのではないか。
そうすることによって、初めて韓国側も「わしらも、ちょっと無茶言い過ぎたかな」と反省するかと思うのですが、考えが甘いですか。
呉。
政治的な面では、日本は韓国と距離を置くほうがいいんです。
朴槿惠政権時代には韓国側からそうしてきたので、日韓の距離が開きました。
それで困ると、また日本に近づこうとするわけです。
韓国は日本に甘えきっていますから、日本から距離を置くように突き放したほうがいい。
百田。
韓国は、言わば駄々つ子みたいなものですからね。
子供が「お母ちゃん、これ買ってー」と喚く。
「ダメー、我慢しなさい」と言ったら、ワーワー泣いて暴れる。
「わかった、わかった。今日だけよ」と言って買ってあげてしまう。
このようなことを日本はずっと行ってきた。
韓国で出版したい。
呉。
日本は、もっと韓国に対しても毅然とした姿勢で対応すべきです。
少しそうなり始めたところに来て、百田さんの最新刊のタイトルが『今こそ、韓国に謝ろう』ですから、驚きました(笑)。
百田。
帯には「百田尚樹、涙ながらの大謝罪!」と入っていますからね。
毅然とは正反対です(笑)。
しかし、自分で言うのもなんですが、韓国の歴史から現代の問題までを網羅した自信作です。
学校を建てて悪かった、農地改革して悪かった、と初めから終わりまで謝り倒しています(笑)。
呉。
日本統治時代に韓国の人口が倍になり、医療技術も向上し、平均寿命も延びました。
もちろん、韓国を本土並みに近代化していこうとしたからです。
それが一定の成功を見せたわけですが、韓国では、それをすべて収奪目的だった、「日本の内地化」だったと主張しています。
本でも百田さんは、そのようなニュアンスで皮肉を込めて書いていますね。
百田。
皮肉が伝わればいいのですが。
併合前は識字率が約10%だったので、日本がハングルを与えて教育をした。
教育の強制です(笑)。
呉。
ハングルが日本統治時代の教育によって普及したことを、今やほとんどの韓国人は知りません。
史実を見ようとせず、「ハングルは世界一優れた文字だ」と民族主義や愛国主義と結びつけているのが現状です。
ですから、この本を読めば「え、そうだったの?」と気づく韓国人も多いと思います。
百田。
この本は、日本人だけでなく、ぜひ韓国の人たちにも読んでもらいたいと思って書きました。
呉。
韓国では、韓国を批判した本は商売になりません。
ほとんどの韓国人が手に取らないからです。
でも、このタイトルなら手に取る人がいて、同意する人が出てくるかもしれません(笑)。
百田。
ぜひ、呉善花さんに翻訳していただきたいです。
呉。
このタイトルで、入国禁止になっている私の名前が翻訳者として載っていたら、「日本はどうなっているのか」と驚かれるでしょうね(笑)。
いや、私の名前があれば、親日・反韓本だと思われますよ。
私の最初の本が、韓国で翻訳出版されそうになったことがありました。
内容も知らず、日本で売れているという理由だけで出版しようとしたようです。
しかし、どの書店も受け入れず、出版社の倉庫に山積みになったままになりました。
結局、廃棄処分にされたのでしょう。
韓国のある出版社の社長は、「あなたの本は売れると思いますが、出したら会社が潰れます」と言っていました。
ですが、百田さんのこの本なら、可能性は考えられます。

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