NHK報道の歪みを裏づける事実 ― 「加計」文書と『クローズアップ現代』の問題点
2017-07-22
産経新聞掲載のインタビューを基に、「加計」文書が指示ではなく文科省側の報告・相談であった事実、正確性を欠く個人メモであった点、そして都議選直前にNHK『クローズアップ現代』が疑念を増幅させる構成で報じた問題点を整理する。NHK会長交代後の報道姿勢について、これまでの指摘が事実によって裏づけられたことを示す。
2017-07-22
以下は今日の産経新聞5ページに掲載されていた記事からである。
「加計」文書、「指示でなく、文科省の報告・相談」
正確性欠くメモと謝罪あった
萩生田光一官房副長官は21日産経新聞のインタビユーに応じた。
学校法人「加計学園の獣医学部新設計画に反対する文部科学省に自らが圧力をかけたとする文書に関し、文書の日付である昨年10月21日に当時の常盤豊高等教育局長と面会したことは認めた上で「指示したのではなく、報告、相談があった」とし、文書の内容を否定した。
また、文書については後日、同省側から「著しく正確性に欠く個人の備忘録的なメモ」であり、計画への反対をあきらめるときに萩生田氏の名を使ったとして謝罪があったことも明らかにした。
さらに、同省が獣医学部新設に反対している意思表示を「私には一度もなかった」とし、内閣府と攻防を繰り広げていたことも「後から承知し、そのときは何か起きていたか全く知らなかった」と述べた。
学校法人「加計学園」の獣茵学部新設計画をめぐる問題で、私に関するさまざまな疑惑が報じられてきました。
このままうやむやにしたくないので、事実関係をお話しさせていただきます。
私は平成15年の衆院初当選以来、文教政策に関心を持って取り組んできました。
文部科学政務官を経験したこともあり、自分で申し上げるのも何ですが、文科省からは頼りにされていた存在だと思っています。
問題になった「(昨年)10/21萩生田副長官ご発言概要」に書かれたやりとりは、私が文科省に指示したものではなく、文科省側から私への報告、相談です。
そもそも、獣医学部新設計画は、10月21日の時点で、私がハンドルを切って事態が変わるような性格のものではないでしょう。
10月21日文書が文科省の調査で出たときに、義家弘介文科副大臣らが「著しく正確性に欠く個人の備忘録的なメモなんです」と説明に来ました。
省として物事をあきらめるときに「萩生田副長官がこう言っているなら仕方がない」というようにしてメモにする傾向があったことは否めないというおわびもありました。
文科省、言い訳に終始
文科省は、一言でいうなら他省庁との争いを好まない穏やかな役所。
言い換えると組織として踏ん張りが弱くい常に言い訳に終始しているように思います。
前川喜平前文科事務次官が記者会見で座右の鉐は「面従腹背」と言ったのもうなずけました。
10月21日文書は係長5人で共有していたと報告を受けています。
野党やマスコミは、私が最後通告のような圧力をかけた証拠がこの文書だと言っていますが、それほど重要な局面だったら、局長や事務次官、あるいは文科相に上げるべきだと思うんですね。
そもそも、文科省として国豕戦略特区に反対しているという意思表示は私には一度もありませんでした。
前川さんとは毎週金曜日、事務次官会合で会っていました。
十数年一緒に仕事をしてきましたが、行政がゆがめられるほどの一大事というのでしたら、そのときに声を出すべきでしょう。
(加計学園が運営する)千葉科学大学の客員教授だったという偶然も重なり、文科省と加計学園の双方に接点があり、副長官として安倍晉三首相に近い私に注目が集まったと認識してます。
10月21日文書は、いよいよ東京都議選という6月19日にNHK「クローズアップ現代十」で初めて紹介されました。
前日にNHKから文書について問い合わせがありましたが、肝心な文書は見せてぐれません。
だから「文書がどんなものか分かりませんが」と答えたのですが、番組は視聴者の疑惑や疑念が深まるような構成になっていました。
また、都議選候補者の選挙事務所にはすごい取材と電話がありました。
あるテレビ会社は約束なしで事務所に押しかけて、私の後援会の人や関係者の住所を教えろといってきました。
結局、その会社は役員名で謝罪文も出しましたが。
結果的に私に関する報道が都議選での自民党の敗因の一つになったことは否めません。
多くの仲間に迷惑をかけてしまい、申し訳なく思っています。
*私は、上記の「クローズアップ現代十」は視聴していなかったが、NHKの籾井勝人会長(73)が1月24日に退任し、新会長に経営委員で元三菱商事副社長の上田良一氏(67)が就任してからのNHKの報道に対して、私が言及して来た推測が全く当たっている事を証明している事実である*
この稿続く。