空虚で馬鹿げた騒ぎ――官僚の習性を知りながら頬かむりする朝日新聞
官僚が「総理の意向」を盾に政策を進めることは常態であるにもかかわらず、朝日新聞はそれを承知の上で安倍政権攻撃に利用した。本稿は、国家戦略特区をめぐる騒動の空虚さと、朝日新聞が報道機関としての則を逸脱した実態を鋭く批判する論考である。
2017-08-01.
以下は前章の続きである。.
空虚で馬鹿げた騒ぎ。.
筆者は、小泉純一郎内閣で官房副長官を務めていた当時の安倍首相から、こんなエピソードを聞いたことがある。.
昼休みに執務室で昼寝をしている小泉氏のところに、省庁幹部が「至急の用です」と言って駆け込み、すぐに執務室から出てきて「小泉首相の了解を得ました。この方向でいきます」と言って帰っていく。.
ところが、執務室を覗くと小泉氏はまだ寝ている……。.
官僚が首相という虎の威を借りて、自身の政策を推し進めることなどごくありふれたことだろう。.
にもかかわらず、朝日新聞はカマトトぶってこう書くのである。.
「たとえ内閣府職員が強い口調で主張をしたとしても、それを文科省職員が『総理のご意向』と言い換えるだろうか」.
国家戦略特区をめぐって内閣府との論争に負けた文科省側が、省内向けの言い訳に「総理」や「官邸の最高レベル」の意向を持ち出したとしても、そこに何の不思議もない。.
朝日新聞だってこうした官僚の習性ぐらい知っているだろうに、安倍政権を叩くために頬かむりしている。.
文書が実在しようとどうしようと、所詮「怪文書」の域を超えるものではない。.
本当に空虚で馬鹿げた騒ぎである。.
「前川君は、(官僚としての)則を超えちゃったのかな」.
加戸氏は、産経新聞のインタビューにこんな感想も漏らしていた。.
朝日新聞も、報道機関としての則を超えてしまったのだろう。.
もはや、「怪文書」ならぬ「怪新聞」、あるいは「フェイク新聞」である。.
この稿続く。.