偏向、捏造を産む構造――ワイドショーと左傾コメンテーターの問題

ワイドショーに氾濫する左傾コメンテーターは、偏向や捏造を生む構造の一部である。本稿は、テレビ報道が「事実より先に結論を決める」制作手法と、安価で使い勝手の良い文化人枠コメンテーターによって、いかに歪められていくかを内部証言から明らかにする。

2017-08-01
以下は前章の続きである。
偏向、捏造を産む構造
加藤
朝日的なエッジを利かせると、フェイクニュースになってしまう。
末延
もしくは、メイキングニュース。
加藤
しかし、それは捏造に繋がりますよね。
朝日もそうだけれど、テレビにも同じことが言える。
末延
加藤さんもご経験があるから分かると思うけれど、取材に入るときは「多分、こうなんじゃないかな」というイメージを描いていきますよね。
現場で話を聞くうちに「思っていたのとどうも違うぞ」と思うことがままある。
「事実の前では謙虚であるべし」というのが本来、取材者のあるべき姿のはずです。
ところが、多くはそうならない。
最初からVTRのタイトルも長さも展開も決まっていて、「こういうコメントが必要だ」となれば、そのコメントが出るまで粘る。
想定した音が録れれば「はい、いただきます」と。
あとはいかようにも切って繋いで編集して、素材を食い散らかす。
加藤
われわれ通信社はファクトありきだから、事前の思い込みなんてないんだよ。
テレビは報道というより、ニュース・ショーだね。
末延
テレビの世界では都合のいいところを切って使い、演出を施すのは日常茶飯事です。
評価したい相手に対しては笑顔の映像を使い、明るい音楽を流す。
批判したい相手は怖い顔を使って、暗い音楽を流す。
で、スタジオに戻ってから「はい、どうですか」とコメンテーターに感想を言わせる。
誰が何を言うかは打ち合わせの時点から分かっていますから、当然、織り込み済み。
出来上がったものを見れば、批判の槍玉に挙げられた当事者や、現場をよく取材している記者にとっては「どうしてそうなるの」というものが出来上がるんです。
加藤
コメンテーターは本当に問題だよね。
ワイドショーで見るのは左に偏ったコメンテーターばかり。
なんであんなに極左の活動家が多いの?
当然、ろくでもないコメントばかりしている。
末延
たしかに多すぎると思うんだけれど、文化人枠のコメンテーターはギャラが安いから、製作費が安く済むんです(笑)。
この稿続く。

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