朝日新聞の「似非モラリズム」が露呈した瞬間— 訪中団報道とサンゴ礁事件に共通する欺瞞 —
朝日新聞が経団連訪中団の対中発言を一切報じなかった理由を、筆者は「似非モラリズム」という視点から分析する。
サンゴ礁事件報道やテレビ朝日の報道姿勢とも通底する、朝日新聞の道徳主義の虚構と、その結果として日本社会と企業が被った深刻な被害を告発する論考。
2016-09-24
この似非モラリズムは、サンゴ礁事件の時の記事にも全く同様のものとして現れていた。
経団連等の社長たちが私の先輩、同級生、後輩に等しい人間である事は、読者はご存知のとおりである。
今回の訪中団が中国に対して明瞭に意見を発していた事を朝日新聞社は全く報道していなかったわけだが、それは、朝日が、彼らに自分たちの実態を見破られ、引導を渡された事を知っているからだと私は思う。
前章の北畠清泰が書いた記事が、私が何度も言及する、朝日新聞の似非モラリズムの実態である。
この似非モラリズムは、サンゴ礁事件の時の記事にも全く同様のものとして現れていた。
この朝日新聞の子会社のテレビ朝日の報道ステーションで、朝日を読んで育った古館が、外報部のデスクとして、(自分は、ほれこの通り、モラリストですよといわんばかりの笑みを浮かべて、北朝鮮を祖国とする人間を呼び出した時に、私は、日本で、最初に愕然とした人間の一人であることもご存知のとおり。
朝鮮学校で学び、北京大学で学んだという人間を外報部のデスクとすることが、モラリズムであると考えている新聞を、40年以上も購読し、精読して来たら、どういうことになるか。
私は信じがたい目に遭って一命まで失いかけ、日本が世界に誇る企業群は、日中平和条約や日韓基本条約などの国際条約を無視して、(戦後の日本人は、全く大人しい人間として振る舞う争わない国民である事を見越して)、自分たちの政権維持のために利用する、全く恣意的で勝手な判決を下され、大金を詐取されるのである。
モラリズムとは、北朝鮮を祖国とし朝鮮学校を出て北京大学で学んだ人間を外報部のデスクに据えるような事では全くない事は誰もが分かるレベルの事だ。
この稿続く。