キッシンジャーが語った真の国益 — 安倍晋三への信頼とレアル・ポリティーク
本稿は、安倍晋三の国益判断に対する深い信頼を、ヘンリー・キッシンジャー自身の言葉から検証する。
日経新聞に掲載されたインタビューを通じ、対露外交をめぐる現実政治(レアル・ポリティーク)の本質と、日本外交の自立性がいかに評価されていたかを明らかにする。
私は安倍首相を大変、尊敬しており、何が日本の国益になるのかという判断において、彼を信用している.
2016-11-14.
以下は11月13日、日本経済新聞の9ページ全部を使用して掲載された、編集委員春原剛がヘンリー・キッシンジャーにインタビューした記事からである.
私は、インターネットは人類史上最大の図書館であると言及してきた.
AIとは、この事実を最も有効活用しだした最たるものだ.
前章の北ヤードの件を契機として、私はインターネットの世界に仕方なく登場した.
この人類史上最大の図書館に、21世紀の今の日本と世界の真実を残すためである.
もし私の言葉が真実でなければ、私の言葉は世界には届かない.
言うまでもなく、私の言葉は世界の果てまで届いている.
さて.
まともな日本人の感覚とは到底思えないだけでなく、韓国や中国に操縦されているからだとしか理解できない態様を続けている朝日新聞と、これに同調するメディアやいわゆる文化人たちが、括目して読まねばならないのが、冒頭記事のあとがき「聞き手から」にあった以下の一節である.
文中強調と*~*は私.
「プーチンと対話することは自然なことだ」.
合計で1時間近くに及んだ取材の最中、安倍晋三によるウラジーミル・プーチン・ロシア大統領の招聘計画に話題が及んだ時、キッシンジャー博士ははっきりと断言した.
そして、以下のように言葉を続けた.
「日本は独自の国益にのっとって、物事を決めなければならない.
私は安倍首相を大変、尊敬しており、何が日本の国益になるのかという判断において、彼を信用している.
我々(米国)の課題は、我々の国益を日本の国益に関係付けることであり、日本の外交政策に関係付けることではない」.
この言葉にこそ、93歳の今も「レアル・ポリティーク(現実政治)」の大家として、米国のみならず世界の外交戦略に影響を与え続けるキッシンジャー博士の真骨頂があると感じた.
後略.
*慧眼の士の読者は、キッシンジャーもまた、私の論文を読んでいるに違いないと感じたはずである.