司馬遼太郎を「ダシ」にした思想宣伝 ― NHK特集後半の正体

司馬遼太郎の評価すべき点と断じて否定すべき点を峻別し、戦後日本に植え付けられたGHQ思想と、それを継承・拡散してきたNHKと学者たちの構造を暴く。特集番組後半の主役が誰であったのかを明確にする論考。

つまりあの後半部分は、彼の教え子や彼の信奉者であるNHK社員が、司馬遼太郎をダシにして。
2016-11-24.
以下は前章の続きである。
この事の後で、司馬が、武士の精神の中で、古今東西、最も顕著なもの、古今東西の世界にはなかったものとして、「死に対する潔さ」を上げていたことに、私は感動した。
私は決して司馬遼太郎を100%評価している人間ではないことは、私がこうして登場したばかりの頃に、彼に対する戯言を書いたとおりであるが、この箇所のあたりについては、私は司馬遼太郎を偉いと認めた。
だが後半の戦争の世紀の日本についての彼の意見には、私は感心することは無論、同意することも全くない。
つまり否定する。
何故なら、戦争の世紀だった20世紀の中盤というのは全ての国が軍国主義化していたと言っても過言ではないからである。
戦争の世紀とは、欧米の植民地競争がもたらした結果なのだ。
そもそも欧米の植民地獲得とは軍事大国化の結果だとも言えるだろう。
軍国主義というものを、いわゆる挺身隊活動、学徒動員も含む、というものが存在していることと定義して考えれば分かることなのだ。
英国から「文明のターンテーブル」が回って、一人我が世の春を謳歌していた米国だって、戦争に突入した途端に軍国主義化した事は、
随分前に書いたことだが、「慕情」を観て以来、大ファンだったジェニファー・ジョーンズが、主役を演じていた君去りし後で、彼女が工場で挺身隊として働いているシーンで明らかなのだ。
尚、映画では、ここで、この映画の主題と言っても良いセリフ、米国の神髄はどこにあるのかが彼女によって語られるのであるが。
朝日の嘘を自分たちの反日プロパガンダに利用して、執拗な日本攻撃を行っている、挺身隊を名前に入れた韓国の団体は、この映画や、当時の日本の記録映像の数々を観て、自分たちの嘘を知り、自らの「悪」を恥なければならないのである。
つまり、後半部分に説明された司馬の考えについては、私は、全く同意しない。
何故なら、その部分の彼の思想は、GHQが日本人に植え付けた思想に色濃く影響されているからである。
GHQが植え付けなければならなかった経緯を、高山正之は、「正論」今月号の巻頭コラムで見事に解明している。
後半の主要な登場人物が、先般、私が手厳しく批判した、私の母校のライバル校である仙台一高出身で、日本以外の世界中の国にとっては、全く当たり前の法案、国連が加盟国すべてに認めている集団的自衛権をきちんと定める法案である、を戦争法案だとして廃案に持ち込むだとか、安倍内閣は憲法違反だなどと言っている戯けた学者群の筆頭格である樋口陽一が後半部分の主人公であったことは、司馬の間違いを表していただけではなく、
札付きの活動家だった松井やよりが北朝鮮の工作員と仕組んだ「女性国際戦犯法廷」などという、これ以上ない噴飯もののイベントを嬉々として放映したNHKの中には、
いまだに、高山正之が伝えてくれた事実、GHQの占領政策に乗じて、在日韓国人たちが、NHKなどのメディアに、どっと入りこんだ、
この連中や、他のメディアと同様の左翼崩れの人間たちが、主要なポストに今でも存在している事を証明していたのである。
つまりあの後半部分は、彼の教え子や彼の信奉者であるNHK社員が、司馬遼太郎をダシにして樋口陽一の思想を伝え、反安倍政権の思想を日本国民に植え付ける宣伝放送だったと言っても全く過言ではない。
視聴者の中で慧眼の持ち主は皆、私に同意するはずである。
あの特集の後半の主役は、司馬ではなくて、明らかに樋口陽一だったのだから。
この稿続く。

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