朝鮮半島の連邦制構想と政治体制転換をめぐる論考。
朝鮮半島情勢をめぐり、韓国政治の動向と南北関係の将来像について様々な見方が提示されている。
連邦制構想や国家体制改革、同盟関係の変化などが東アジアの安全保障に与える影響は大きい。
本稿はSAPIO掲載論文の一節を紹介し、韓国政権の政策と朝鮮半島の政治的方向性をめぐる議論を考察する。
極左勢力がめざすのは、連邦制による金正恩体制との赤化統一に他ならない。
2018-01-06。
以下は前章の続きである。
金正恩と文在寅はひとつの心臓。
極左勢力がめざすのは、連邦制による金正恩体制との赤化統一に他ならない。
文在寅は盧武鉉政権のとき連邦制赤化統一を目論む公安事犯らの赦免を主導し、国家保安法の撤廃を試みてきた。
昨年10月には「憲法を改正して国家機能の抜本的な地方移譲に乗り出す」と宣言した。
「低い段階の連邦制」に備えソウルの首都機能を弱体化させる試みである。
文在寅・主体思想派政権は、憲法と国体を守る国家保安法を廃止し、韓米連合司令部の早期解体を進めている。
レジームチェンジ(国体変更)を完成させて連邦制へとなだれ込む戦略だ。
さらに文在寅は昨年12月、中国を訪問して韓中関係は「運命共同体」と言った。
韓米同盟からの離脱宣言で、弾劾事由が追加されたと言ってよい。
だが「ロウソク革命」というクーデターはまだ成就していない。
この稿続く。