ストローマン手法とは何か—朝日報道に見る切り取りと印象操作の構造
証言や資料を都合よく切り取り再構成する「ストローマン手法」とは何か。吉田調書報道撤回や慰安婦報道の事例を通じ、朝日新聞の報道姿勢と組織的体質を検証する。
相手の証言、資料、証拠などを自分の都合のよいように切り取って変えてしまう手法である。
2018-01-23
以下は前章の続きである。
再び門田氏が語る。
「吉田調書に関する記事を全面撤回し、社長以下の責任者が更迭、辞任となりました。
しかし朝日は真の反省はしていないのでしょう」
門田氏は朝日新聞のその手法を「ストローマン手法」と呼ぶ。
相手の証言、資料、証拠などを自分の都合のよいように切り取って変えてしまう手法である。
朝日新聞と雑誌『AERA』に都合53年間在籍した長谷川煕氏は『崩壊朝日新聞』(WAC)の中で朝日が吉田清治氏関連の慰安婦報道を虚偽として全て取り消した際の紙面に関して、こう書いた。
「この威張り返った、そして物事をごまかす態度に愕然とした」
慰安婦関係の原稿を出している社会部、論説委員室辺りには、「事実を究明するのではなく、日本の旧陸海軍は『悪』という大前提でしか物事を考えず、それに当てはまるような話なら、それは即事実と思ってしまう条件反射的人間」「『パブロフの犬』が大勢いた」とも書いている。
また朝日では「非ないし反マルクス主義者」は「右翼」と呼ばれがちだとも批判している。
つまり左翼、リベラル姿勢の報道が朝日の本質だということだ。
そうした朝日的体質の中で、「保守」のリーダーとされる安倍首相は、何があってもなくても憎まれてしまうのではないか。
この稿続く。