「報道しない自由」とNHK—加計問題報道に見る偏向構造
加計学園問題の閉会中審査報道を例に、証言の扱いの偏りと「報道しない自由」という現象を検証。NHKおよび各局ニュースの報道時間配分から、メディアの論調形成の構造を考察する。
報道しない自由。
朝日と並びたつ反安倍偏向報道の雄がNHKである。
2018-01-23
以下は前章の続きである。
報道しない自由。
朝日と並びたつ反安倍偏向報道の雄がNHKである。
加計問題について、7月、複数回にわたって国会閉会中審査が行われ、参考人として前文科事務次官の前川喜平氏、前愛媛県知事の加戸守行氏、国家戦略特区ワーキンググループの原英史氏らが証言した。
NHKは「国民の皆様のテレビ局」であることから、これら閉会中審査での参考人の証言を生中継した。
私は普段NHKは殆んど見ないが、このときは視聴した。
それで判明したのは、前川氏の主張が限りなく疑わしいこと、対照的に加戸氏の主張は事実関係において明確で説得力があったことだ。
加計学園問題の本質が、岩盤規制を打ち破る規制改革にあることも非常に明確になった。
しかし、驚いたのは、各局のニュース番組で加戸氏や原氏の発言が殆んど無視されたことだ。
一般社団法人日本平和学研究所の調査によると、加戸氏らが証言した7月10日から翌日にかけて、各局は加計問題を8時間44分59秒、報道した。
内2時間33分46秒が前川発言、他方加戸発言は6分1秒、原発言は2分35秒にとどまっている。
NHKが報じた加戸発言は全体の時間の3.9%にすぎず、冒頭で触れたTBSの場合、0.3%だった。
各局のワイドショーは放送時間の殆んど全てを前川発言とそれを基本とした情報に割いていたが、その在り様は恰もNHKに倣うかのよう、或いは朝日の論調の後を追うかのようだった。
加戸氏は、自身の発言がほぼ全面的に無視されたことを「わが国には報道しない自由というものがある」と批判した。
しかし、そのような「自由」は法的には許されない。
この稿続く。