米韓同盟の行方と日本の国家戦略—価値観を共有できない隣国をどう位置付けるか

北朝鮮との関係深化、在韓米軍の将来、米韓同盟の変化を背景に、日本の安全保障戦略を再考する。
歴史認識問題や竹島、慰安婦、靖国、日本海呼称、自衛艦旗問題などをめぐる日韓の価値観の乖離を踏まえ、日本外交の選択肢を問う論考。

2019-01-12
歴史教科書、竹島(島根県隠岐の島町)、慰安婦、靖国神社、日本海呼称、自衛艦旗(旭日旗)…と何にでも難癖をつけてくる価値観も美意識も共有できない隣国を。
以下は前章の続きである。
北朝鮮に取り込まれ。
この論文によると、「日本の一貫した基本的な国家戦略は朝鮮半島、特にその南の部分が敵対勢力にとられないこと」である。
そして、「米国が韓国と同盟を結び、在韓米軍が駐留することによってこれは確保されている」と指摘する。
だが、今の韓国の文在寅政権は「敵対勢力」だったはずの北朝鮮に取り込まれ、一体化しつつある。
米軍のシリア撤収を決めたトランプ米大統領は、在韓米軍の引き揚げも視野に入れている。
文氏もまた、将来的に在韓米軍は不必要だと考えていることだろう。
米国が朝鮮半島から手を引き、米韓同盟もやがて消滅していくとすると、日本にとって韓国の意味とはどうなろうか。
歴史教科書、竹島(島根県隠岐の島町)、慰安婦、靖国神社、日本海呼称、自衛艦旗(旭日旗)…と何にでも難癖をつけてくる価値観も美意識も共有できない隣国を、重視していくことなどできそうにない。
(論説委員兼政治部編集委員)

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