国連を支える敗戦国、日本。極東の小さな島国が世界の5分の1を負担している現実。
2015年10月9日に発信した章をもとに、日本が国連分担金の約5分の1を担っていた現実と、それにもかかわらず常任理事国ではないという戦後国際秩序の矛盾を論じた一篇である。
日本の負担額がドイツ、フランス、イギリス3か国の合計を上回っていた事実、アメリカ、イギリス、ロシアの滞納体質、そして日本とドイツこそが国連の財政を実質的に支えていた構図を通じて、敗戦国日本の力量と戦勝国支配の不公正を鋭く描いている。
「日本が世界を支えている」との認識は誇張ではなく、現実に根差した見方であることを訴える論考である。
2019-04-21
一つの国が5分の1も負担する。
それが極東の小さな島国であり敗戦国である。
私はこの事実に深い憤りを感じると同時に、不思議な優越感も持つ。
以下は2015/10/9に発信した章である。
真の硬骨漢である高山正之が著作の中で…
日本が負担している国連の分担金はドイツ、フランス、イギリス3か国の合計額よりも多い…
と書いていたので、それを確かめようと思って検索した。
名前は全く名乗っていないのだが、彼と同様の、真の硬骨漢が、全く正しい事を書いていた。
*タイトル以外の黒字強調と*以下のコメントは私。
国連への分担金支払い、世界第一位。
我が国は国連の全予算の実に19.9%を負担している。
負担率で言えば実はアメリカが第一位で25%だが、アメリカ、イギリス、ロシアは負担金を何年も滞納、一向に払う気配はない。
負担率第二位が日本の19%、第三位がドイツで9.8%。
フランスが四位で6.3%、五位ロシアで5.7%、六位がイギリスで5.3%で、支那は第九位で0.9%である。
*高山正之が書いていたことは当然ながら全く正しかったわけである。
上位三カ国だけで全体の54%をまかなっているのが現状だ。
だがお気付きだろうか。
高い負担率を負っている日本とドイツは非常任理事国である。
ご存じの通り常任理事国とは第二次世界大戦の戦勝国である。
ただそれだけで半世紀にも渡り常任理事国であり続け、自国の利益のためだけに紛争に介入し又戦争を起こし、拒否権を発動してきた。
あさましいにも程がある国どもである。
そして、金は滞納し放題なのだ。
日本は国連においてもっと強い権限を保持すると同時に、毅然とした態度で望まねばならないのである。
ちなみに西暦2000年には日本の負担率は20.6%まで引き上げられる。
185ヶ国の加盟国すべてが予算を出し合っている中で、一つの国が5分の1も負担する。
それが極東の小さな島国であり敗戦国である。
私はこの事実に深い憤りを感じると同時に、不思議な優越感も持つ。
現在国連が経済的に機能しえるのは他でもない日本とドイツが滞納せずに分担金を支払っているからである。
敗戦国となり弱い立場に立った両国がそろって経済大国になり国連を支えているのだ。
軍拡と戦争に明け暮れる常任理事国のなんと不様なことか。
“日本が世界を支えている”。
多少穿った見方でも、そう思っていいのだ。