大阪・梅田 2026/3/26|午後から夜へ、「眺望」から「超越」へ|レスピーギ《ローマの噴水》
2026年3月26日。
大阪・梅田の午後から夜にかけて撮影した作品である。
使用した音楽は、レスピーギの《ローマの噴水》。
高校三年生になった時、私の道は突然閉ざされた。
その日以来、私は朝から晩までNHKFMでクラシックを聴いて過ごした。
その頃、とても好きだった曲が、レスピーギの《ローマの松》と《ローマの噴水》だった。
今、こうして書いていて、私は改めて、何という事だと思った。
私が、それまでの「眺望」から、「文明のターンテーブル」という「超越」に至ったのは、ローマでの事だった。
東京芸大を卒業し、ローマで暮らしていた同級生の画家に、いずれ店頭登録する流れに在った弊社のコーポレートアイデンティティを依頼していた。
その件でローマに滞在した8日間は、私にとって決定的な時間となった。
シーザーが勝利の行進をしたアッピア街道を、親友の車で通った時、時間は一つに繋がった。
天才の時間は続いている。
常に、「眺望」から「超越」に至る時間が流れているのである。
本作品は、その感覚を、2026年3月26日の大阪・梅田の午後の光、夕景、そして夜景の中に刻んだ映像詩である。
都市の光と時間の推移をそのまま作品化した。
その流れに、《ローマの噴水》は見事に重なった。
日本のプロ野球とMLBが開幕する前日という、ひとつの高揚が世界に満ちる日に、私は都市の光と時間の連なりを見つめた。
ローマに憧れ、ローマに触れ、そして梅田の空と光の中で、その記憶が再び呼び起こされた。
どうぞ最後までご覧ください。