しかし、平成元年、そこに超大国アメリカが立ちはだかった。日本に対し、小中学校で使うパソコンの規格をトロンに決めるなと迫ってきたのである。

日本に対し、小中学校で使うパソコンの規格をトロンに決めるなと迫ってきたのである。
2016年05月21日

以下は、日刊ゲンダイ紙上で、あろうことか、日本に対して、民主主義国家の中で、これほど最悪の一党独裁を見たことがない、などと語っていた、本当に度し難く、許せない無知蒙昧と、朝日新聞を読んで日本を判断している愚かさにも気づかない、不勉強の極みである、ニューヨーク・タイムズ紙東京支局長のマーチン・ファクラーと、この男と同等の頭脳で反日記事を書き続けているニューヨーク・タイムズに、私が史実をもって鉄槌を下す第一弾である。

同時に、このファクラーと共著を出版した、通産省とは違い、戦後、日本国を大きくする、強くすることは何にもして来なかった霞が関の三流官庁である外務省の役人だった孫崎に、いっぱしのことを言う前に、日本国の歴史を学んでからものを言えと喝を入れる論文でもある。

編:NHK「プロジェクトX」制作班 NHK出版 発売日 2005/02/04
文中、黒字化は私。注:原文では私の第一番目のペンネームを使用している。

携帯電話、デジタルカメラ、カーナビゲーション。
日本が世界をリードする多くの製品を動かす基本ソフトがある。
トロン。
世界で最も使われている基本ソフトの一つである。
昭和59年、トロンを考案したのは一人の日本人学者だった。
東京大学の坂村健。
パソコンから家電まであらゆるもの動かせるよう設計した。
「基本ソフトは情報化社会の基盤。空気や水と同じ」と考えた坂村は、トロンの仕様書をなんと全世界のメーカーに無料で公開。
たちまち内外140社が集まりプロジェクトが結成された。
大手メーカーは次々とトロンで動くパソコンを試作。
誰でも簡単に使える分かり易さと軽快な動きで評判となった。
しかし、平成元年、そこに超大国アメリカが立ちはだかった。
日本に対し、小中学校で使うパソコンの規格をトロンに決めるなと迫ってきたのである。
自動車やVTRで日本に圧倒され巨額の貿易赤字を抱えたアメリカは、輸入制限や報復関税の制裁措置をちらつかせていた。
メーカーは次々とトロン・パソコンから撤退を余儀なくされた。
まもなく世界市場を制したのはウィンドウズだった。
パソコンの心臓部を握られた日本メーカーの利益率は低下し、基本ソフトを持たない弱さを痛感させられる。

窮地に追い込まれたトロン・プロジェクト。
しかし、坂村と技術者たちは諦めなかった。
「もの作りには自由に改良できる自前の基本ソフトが欠かせない」と各地で技術者たちに訴え、トロンのバージョン・アップを重ねた。
逆境の中で技術立国のもの作りの将来のために闘い続けるメンバーの情熱は、革命的な新商品との運命的な出会いを呼び込んでいく。
日本発信の世界的基本ソフト・トロン。
育て上げた男たちの執念の逆転劇を描く。

*左翼小児病患者達がNHKの報道部を支配して報道されていた大越や有馬と桑子の「watch9」や武田真一と鎌倉千秋の「クローズアップ現代」の信じ難いほどの偏向報道とは全く別の地平でNHKは、実質的な国営放送局として報道すべき番組も制作していたわけである。

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