中曽根康弘元首相の死去と名言――「戦後政治の総決算」を掲げた政治家の言葉

2019年11月29日発信。
中曽根康弘元首相の死去を受け、産経新聞が報じた中曽根氏の名言と政治姿勢を紹介する。
「政治家は歴史法廷に立つ被告である」「私の心の中には国家がある」「不沈空母」「死んだふり解散」「政治的テロ」などの言葉を通じて、憲法改正、戦後政治の総決算、首相公選制、後輩政治家への批評に至る中曽根政治の特色を振り返る。
同時に、ワイドショーが「桜を見る会」問題に終始する報道姿勢への批判も記す。

2019-11-29
ワイドショーの関係者は自分達の生計を立てるために、このような事を行っているわけである。
自分達の高給の為に日本の国益を損なって恥じない、この世で最も悪質な人間達の一員である。
所用から帰宅して驚いた事が二つあった。
一つは澁野の結果を見たいとテレビのスイッチを入れたらワイドショーが出て来たのだが、貴重な電波を使って放送していた事が、「桜を見る会」云々の事だった事…これには呆れ果てた。
ワイドショーの関係者は自分達の生計を立てるために、このような事を行っているわけである。
彼らは自分達の高給の為に日本の国益を損なって恥じない、この世で最も悪質な人間達の一員である。
もう一つは、今、産経新聞からデジタルで届いていた以下のニュースである。
先日、中曽根元首相の外交の4原則に則って、テレビ東京の報道番組で韓国の態様が4原則の全てから外れている事を指摘した気鋭のコメンテーターについて発信したから、その延長線上の事かと思ったら、
彼が死去した、というニュースだったからである。
中曽根元首相死去。
「首相と恋人は私が選ぶ」「不沈空母」「死んだふり」「政治的テロ」…流行語になった名言も。
29日死去した中曽根康弘元首相は「政治家は歴史法廷に立つ被告である」「私の心の中には国家がある」「理想や目標を持たない民族は滅びる」など、政界や社会に警鐘を鳴らす名言を多く残した。
憲法改正をライフワークとしてきた中曽根氏は「国民は国の前途を憂いつつマック憲法迎えたり。
我が憲法を打ち立てて国の礎築くべき」などと現行憲法を批判する「憲法改正の歌」を自ら作詞し昭和31年に発表、36年からは「首相と恋人は私が選ぶ」をキャッチフレーズに首相公選制導入の改憲を訴えた。
首相就任直後の訪米の際、米紙社主との朝食会で「日本列島を不沈空母のように強力に防衛する」と発言したと報道された。
中曽根氏は「高い壁を持った大きな船」との発言を「不沈空母」と英訳されたと語ったが、一昨年の外交文書で自ら「不沈空母」と発していたことが判明した。
61年の施政方針演説では「『戦後政治の総決算』は戦後40年間のひずみや欠陥を是正し、21世紀に備えるものだ」と強調。
自民党を大勝に導いた同年の衆参同日選では、衆院解散を野党が警戒する中、実施しないふりをして断行した。
実は、同年のはじめから「死んだふりでいく」と決意していて、解散をすると「私が死んだふりをしたといわれるが野党は知らないふりをした」と述べ、「死んだふり解散」と言われるようになった。
平成8年、衆院選が小選挙区比例代表並立制の下で行われると、自民党執行部から比例代表北関東ブロック「終身1位」を保証された。
その後、党に「73歳定年制」導入の動きが出ると「わたしは『老兵は死なず、ただ頑張るのみ』だ」(12年)と現役続行に意欲をみせた。
15年に小泉純一郎首相から議員引退を求められ、「政治的テロだ」と反発したものの、最終的には衆院選不出馬を表明。
「暮れてなほ 命の限り 蝉しぐれ」と心境を詠んだ。
後輩政治家への端的な批評も注目された。
8年に鳩山由紀夫氏が祖父の一郎元首相の政治信条「友愛」を掲げて民主党を結成すると「愛とか友情とかリベラルとかソフトクリームのようだ」と一郎氏の政治姿勢との違いを皮肉った。
小渕恵三首相を「中が真空だから、何でも吸い込む吸引力がある『真空総理』」、女性5人を閣僚に起用して発足した小泉内閣を「ショーウインドー内閣」、小泉氏の発言の手法を「物事を瞬間的に捉えて結論だけ言う『瞬間タッチ断言型』」、菅直人首相を「支持基盤はなく市民勢力を背景に生まれた『市民派政治家』」と評した。

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