国難より「桜」を優先した朝日新聞――門田隆将氏が問う新聞報道の使命

2020年2月23日発信。
産経新聞に掲載された作家・ジャーナリスト門田隆将氏の論文を引用し、新型肺炎という国難に対する新聞報道のあり方を批判する。
朝日新聞が「桜を見る会」問題に固執し、野党支援に明け暮れる一方で、中国発新型コロナウイルスに対する水際対策や中国への過度な忖度を十分に報じなかったと指摘し、新聞の本来の使命とは何かを問う。

2020-02-23
本来の使命を果たさず❝いつものように❞自分たちの主義・主張にこだわり、特定の政治勢カヘの支援に新聞が明け暮れたからだ。
特にひどかったのは、やはり朝日だった
以下は今日の産経新聞からである。
この論文を読んだ、まともな日本国民は、皆、朝日新聞は芯から腐っていると思ったはずである。
「国難」にどう立ち向かったか
作家・ジャーナリスト 門田隆将
新型肺炎という“国難”に対する新聞報道を見て私はこの1ヵ月、溜息ばかりだった。
本来の使命を果たさず❝いつものように❞自分たちの主義・主張にこだわり、特定の政治勢カヘの支援に新聞が明け暮れたからだ。
特にひどかったのは、やはり朝日だった。
「桜を見る会」の問題に固執し、国難などどこ吹く風。
いかに凄まじい記事が並んだか、見出しの一部だけでも紹介する。
◇疑惑国会」開幕 首相、「桜‘」IR・閣僚辞任に触れず施政方針〉〈疑惑沈黙の首相 幕引き図る姿勢露骨 通常国会〉〈逃げ続ける首相 自身の「桜」疑惑正面から答えず〉〈社説 首相と国会 その言動 胸を張れるか〉ほんの一例だが、それでも記事がどんなものか想像がつくだろう。
野党は桜問題で審議拒否をくり返し、また「鯛は頭から腐る」などと一国の首相に対して非礼極まりない質問を浴びせながら、新聞はそれを窘(たしな)めるどころか、応援記事を掲げ続けた。
朝日は立憲民主党の党大会に際して〈野党の力をまとめるために心を配らねばならない。
政権の問題点をただす国会論戦での連携に加え、次の総選挙で自公政権に代わる選択肢を有権者に準備できるか〉と全面支援(17日付社説)。
一方、読売は〈国政を担う意思を示しながら、詳細な外交の指針や、安全保障政策を明示していないのは、理解に苦しむ。
内政、外交全般にわたる構想を取りまとめるべきだ〉(同社説)と苦言を呈した。
「どちらが的確か」は言うまでもあるまい。
では、新型肺炎には、どんな報道をしたのか。
1月末から2月にかけて各国が中国全土からの入国禁止措置を取ったにもかかわらず、日本は武漢、そして湖北省からの入国制限のみ(後に浙江省も)。
しかも入国審査の際、「2週間以内に湖北杳に滞在したか」と尋ねるだけで「いいえ」と答えればそのまま入国できるという信じられない策を続けた。
そのことを批判する新聞はほとんどなく、産経だけが〈政治家は不作為の害を恐れよ〉と“ざるで水をくむような出入国管理”に痛烈な非難を加えた(18日付)。
朝日は〈中国帰りの子 園が過剰反応新型肺炎理由に「見学やめて」〉(9日付)に代表されるように中国関連の「差別が横行している」という視点で展開。
さすが、どんな時でも中国への応援は忘れない。
政権の杜撰な水際対策への警鐘も、過度に中国に忖度する裏に何かあったのかも報じられなかった。
読者が新聞を見限るのは当然だろう。

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