現代日本の「下品」な欺瞞を糾す:経済、政治、メディア、そして人々の心

中国の富裕化と不公正、老後の「お泊り介護」の惨状、20年続いた“下品”な報道とデフレの構造を批判。わずかな再配分で介護は改善できると提案し、禅と統治の視点から日本再生を描く記録(2011/3/1–3/5)。

現代日本の問題を、経済、政治、メディア、そして人々の心の在り方という多角的な視点から鋭く批判する論説。中国の格差社会を例に、日本の「お泊り介護」のような社会の暗部を浮き彫りにし、その根本原因を、事実を伝えず高説を垂れ流してきたマスコミと、それに盲従してきた国民の「下品」さに求める。藤巻健史氏の論説や前原氏の政治資金問題、そして自らの京都での体験談を交え、失われた「知性」と「精神」を問い直し、日本を変えるための提言を投げかける。

2011/3/1から途中まで。

2011/3/2

現代中国版、♬マギーズ・ファーム♬ by Bob Dylan

今朝の朝日新聞から。…特派員、(杭州〈浙江省〉=奥寺淳)

…前略

こんな金持ちを相手に会所などで働く従業員は、多くが内陸部出身者だ。農村出身で山西省の大学を卒業し、西湖ほとりのお茶屋で働く男性(27)の月給は約1500元。

 「この社会はあまりに不公平だ」と嘆く。

お茶屋の女性主人は「毎月100元ずつでもいいから貯金して努力すれば成功する、と従業員に言っている」。旅行会社やビジネスホテルも2棟経営し、年収は300万~400万元にのぼる。だが、女性主人の親族は地元の村政府の幹部。村の共産党トップの書記も毎晩のように遊びに来る。女性主人も「手続きやお客の紹介などで、書記には本当に世話になった」。従業員もこういう事情を知っているため、説教も空虚に聞こえる。

…前略

別の会所「花園餐庁1917」へ行ってみた。すると店員は「最低、アワビは注文してもらいます」。最高級品は日本産。宴会では一人一千元 1元=約12・5円)はくだらない。省の定める1ヵ月の最低賃金にあたる額だ。メニューにある数十元の料理を注文できないかと尋ねたら、「お互い不愉快になるだけだからやめましょう」と告げられた。…

同じく杭州〈浙江省〉=奥寺淳 黒字化は私

2011/3/2

人口12万人の市(防府市)に、議員27人だと!

今、NHKニュース9でやっているのだが、…当然ながら、私は初めて知った…皆さんもそうでしょう。…こういう、「呆れかえる」、ことを、東京一極に集中した約3万人超のジャーナリスト達は、私達に、知らしめる事もなく、「下品」、な高説と、痴呆テレビを20年超、やり続けて来た訳です。

しょうもないタレントや俳優等に払っている莫大な広告出演料を半額にして、

昨夜、ニュース23が伝えた事実は、何なんだよ、という様なものだった。老人達が、お粗末な部屋2DKの部屋だったと思う。そこに8人も寝ているのである。食事等の面倒を見ているのは若い男性一人。

長い人では2ヶ月間、そうしていると。お泊り介護と言うんだそうだ。…これが、今だって世界第二の超経済大国の姿かよ、と思った次第。

自分達が作った、この20年を解決する方法は有るのに…明日、4月5日号に書きます…馬鹿みたいに単純な方策です。

記者クラブ人生の中で、すっかりパーになってしまった頭で、財政赤字、財政赤字と…財務官僚の言う事だけを受け流し、更に日本の活力を奪い続けた20年。

為した事は、間違ったモラリズムで、真似てはいけないアジアの、indecency…ちゃんとしていない、不潔な、上品でない…な部分だけは大いに真似て、介護や生活保護にかこつけたindecencyは、蔓延させたのだろう。

自分達、10%にも満たないエリート層に在る者は、間違っても、そういう境遇に会う事はない訳だから関係がないと思っているのが本音だろうが。…私はニュースだけは、毎日見ているから、昨夜の事実は、昨夜、初めて報道されたはずだ。

やっと設備投資は開始されだした訳ですが、それでも、例えば、日本の大企業には100兆円超のお金が投資されずに…リーマンショックから完全に回復した訳ではないから…滞留している訳です。

私は、こんなことを思った…テレビ等への宣伝広告費の中で、既述した様に、しょうもないタレントや俳優等に払っている莫大な広告出演料を半額にして、それで浮いたお金を廻しただけで、これらの老人たちをdecency…ちゃんとした清潔な、上品な…な場所で介護することは出来るのではないか、と。

朝から晩まで偽善と欺瞞に満ちたワイドショーや、下卑たお笑い番組を観ていた裏で…。現代版、姥捨て山…それも実質的には今でも圧倒的な経済超大国の国に於いてです…が、公然と成されていることを、あなたはどう思いますか?

幾ら老人だからと言って、赤の他人が、男女、同じ部屋に…畳一畳に一つのベッドの様な状態で、寝ている。

あなたは、そんな老後を送りたいですか?それとも、自分は、そうはならないから関係ないとして、うっちゃっておきますか。

書いていて気が付いたんだが…。

私が、この20年を作った張本人だと指摘し続けて来た、マスコミと、それに寄りかかってきた評論家や政治屋たちは、この20年間、財政再建、財政赤字と言い続けて来たことは、皆さんも、耳タコほど聞いて来たのだから知っているはずだが。

20年前から、今にも潰れるぞ、明日にも潰れるぞ、と言い続けて来た訳だが、日本国は潰れたどころか、論説員の高説と痴呆テレビが延々と続いて、これらの者は、十分以上どころか、多くの者たちは、莫大な金を稼ぎ続けて来たじゃないか、そして、今も、稼ぎ続けているじゃないか。

なんちゅう、阿呆に振り回された20年で在る事か!

20年間も、財政赤字だ、財政再建だなどと聞かされ続けて…。

国民は、気持まで萎縮し、先進国としては類を見ないデフレの罠に落ちてしまった…金を使うべき金持ちは、更に金を貯め込みだし、果ては、海外に資産を移し出した者も数知れず。

金のない90%は、ただただ萎縮して、とにかく安い物だけに向かった20年。

己の領域の事だけを考えたエゴイストたちが、こんな20年を作ったんだが、60数年前の、史上最悪の戦争と一緒で、私達の国の、「下品」、マスコミは、史上最悪を作ることだけは、本当に、一人前なのだ。

この20年の、先進国史上最長のデフレの根本と…中略…の根本は、一緒なんだって、私が、書き続けて来た事の意味が、今夜、分かったんじゃないか。

だから、「下品」、なんだって事が。

そんな、ほんのわずかの事すらもNOと言う様な資本主義なら…。

投資先がないとして銀行に滞留している150兆円の、お金が、国債に向かっている事は衆知の事実だが、これに支払われている金利の中から、わずかな金を回すだけで、行き場の無い老人たちを、ちゃんとした所に住まわせる事は出来るんじゃないか?

大企業に滞留している120兆円のお金については…株の配当に回す分を、ほんのちょっと減らし、その分を、回せば、行き場の無い老人たちを、ちゃんとした所に住まわせる事は出来るんじゃないか?

それでは株主が承知しないって、資本主義の権化たちは言うだろうが、…一度、株主に聞いて見なよ…本当に株主がNOと言うかどうか。

もし、そんな、ほんのわずかの事すらもNOと言う様な資本主義なら、それで株価が下がる様な資本主義なら、不要なんじゃないか。

実際は、その反対で、株価は、逆に上がると俺は思うが、家康殿は、どう思う? 御意にござる。

それは、百姓は生かさぬよう殺さぬようをやってきた事の反省か? なな、何を仰るKisara殿。勘弁して下され。

stockholmdesignさんの、以下のは良いよ。

2011年03月03日 01時31分55秒 | 日記

Japanese graphic design from the 1920s-30s

「政治とカネ」等という虚構が、どんなに戯けたことかを…

今、明らかにされている前原氏の政治資金記載問題は明らかにしているのです。

実力の有る者に多くの献金が集まるのは世界の常識…ペエペエに多額の献金を為す者はいないのである。…29人やそこらの派閥の長であっても多額の献金が集まるのだ。

要は、力のある、有能な政治家は多額の献金が集まって当り前…日本の政治家の献金なんぞは、例えば、オバマに比べたら屁のような物。…その様な政治家は、本当にきちんと国を統治する能力、…信長殿、秀吉殿、家康殿の様な能力のことだ…為政能力を持っているかどうかであって、政治献金の額の多少なんぞには、何にも関係がないのだ。

昨年9月から今、そして、この前原氏の実態は、私が言っていること…とうに…稀代のGifted だった小室直樹氏が、言っていた事が正しいのだ。…政治家を小市民的道義で判断するのは間違いだ!、と、彼は、自らの飯の食いぶちもかなぐり捨てて、生中継のテレビの前で、田中角栄を罵倒した阿呆な評論家の足を蹴り、翌日には、別な阿呆を追いかけまわしてネクタイを締め上げたのである。

何故か?…こんなことをしていたのでは、日本は危ういと察知していたからである。…彼は伊達に、当代最高の学者に招聘されて、米国で学問を究めて帰ってきた訳ではないのである。…彼には世界が、真実が見えていたのだ。

巨額の献金を受けていた事実が明らかになり、国民の疑念が残っている中で、すんなりと

これは、この時に、前原氏が、「我こそは正義の裁判官」、よろしく、記者団の前で、言った言葉である。

「真実」を語れる人やノーベル賞級の研究をしているのもそれ位の確率ではないか。

勿論、最初はいい加減な事を言い続けて、のちに真実を語ろうか等と言う有り様は、この確率に入らないのは言うまでもない。

それを知っていれば、マスメディアや風評の類を信ずる事の怖さ、愚かしさが分かるはず。

ましてや、これまでの痴呆テレビ、それが流し続けたニュースやワイドショーが、どんな日本人を作ったかを考えて見れば、…今の日本で起きている事の全ては説明が付くだろうし、察しがつくはずだ。

2011/3/4

タブーの在る国は、何処でも、エスタブリッシュメントが嘘っぱちや、おためごかしを言い

下々は、それを真に受け、哲学を見失い、死ななくても良い事で死んでしまったり、自分が、…全ての生き物が、そもそも、太陽であり、月であり、星である事にすら、思いが至らなくなり、…タブーの在る国=精神年齢13歳の国に相応しいペシミズム=悲観論に陥って、人を殺したり、国を潰したり、…

そういうことを尻目に…。

安っぽいリリシズム(抒情)で大儲けをする様な輩を輩出するだけなのだ。

お茶らけ番組や漫画を観て育って…。

この世の中って、そんなもんだと思って生きて来たのに…人をイジメ倒しても、嘘をつき倒しても、何をしても良いんだ…金さへ儲けりゃ人は付いてくる、女は付いてくる、金を儲けた奴が偉いんだ…そのはずじゃなかったの、と、今頃、思ってるんじゃないか。

とにかく、この世は、テレビに出る側=エリート層にならなければ、

話にならない、そうでなければ、田舎でくすぶるだけだ。

東京に出て一旗あげること…それが人生だと思っていたのに、

だから、そのためなら、何をしたって良いんだと、どんな嘘をついても、人を傷つけても、何しても、テレビに出たもん勝ちだと思っていたのに、…そうじゃなかったの?、と、あの若者は、今頃、留置場で思っているんじゃないか。

地方なんか…山形なんか二足三文、何の価値もない…。

だから、なんとしても東京に出て、エスタブリッシュメント層に入らなければ、テレビに出なければ、人生はない、と思っていたのに。

魚も、米も、野菜も、肉も、皆、東京でとれて…

東京にだけあって、だから田舎は投資の対象にすらならない。

東京しか投資の対象にならない、世の中なんだから、

ここで負けたら=受験失敗したら、死ぬしかないと思っていたんじゃないか。

就職出来なくて自殺する若者が増えている…という昨夜のニュースが嘘でなければ…。

私の言っていることは、100点満点。…合格だろう。

私は…彼が思い描いた人生と、全く正反対の人生を生きて来たけれど…。

これ以上ないアウトサイダー…今なら、東京の外側に居る人、と言ったら分かりやすいだろう…として生きてきたけれど、…幸せでないかって?全然、…幸せなんだが…俺は全くの無名だし、今までビジネスに励んで、沈黙を続けて来たから、…彼の耳に、俺の声が、ただの一度も!…届く事はなかったのが、残念。

俺は様々な仕事をしてきたけど…土方仕事やetc.…不幸せだと思う事はなかった。

何故なら、俺は、いつも考え続けていたから。

神様に、…自分の声を届ける日が、何時か来る事だけを考えていた。

信じていた。

その日が来るまでは…。

絶対に死なない、死ねないと…偶発的な死すら回避する…だから…君子危うきに近寄らずを実践して来た。

大阪なら、ミナミ、…東京なら六本木。…これらの夜に近付かずかなかったのは伊達ではない(笑)

運転免許だって長いこと取らなかった…こっちが安全運転してたって、避けられない事故があるだろうと(笑)

飛行機だけは、Yさん、貴方の言葉で一瞬で目からうろこが落ちて乗り出した。

それから以降は、飛行機大好き少年(笑)となったことは、貴方もご存じの通り。

♪ Who has seen the wind ♪ by Yoko Ono

そう言えば、昔、エリートコースを歩んでいる、大企業の課長さんに、言われたことがあったなぁ。…「Kisaraさんの人生は、綱渡りの人生やね」。と、…会社がとても辛い時だったのに、(それは何とかこらえて)最高級の料理を御馳走した夜だったというのに、…一瞬、そんなこと、あんたに言われたくないよ、と思った事があったなぁ。

食後に、行きつけの店ではなくて、時間制のキャバクラに…経費を節約しようとして(苦笑)お連れしたのが、良くなかったか(笑)。

何故、一瞬だけど、そう思ったかって…そりゃ、俺だって、エリートとして順風満帆の人生を歩んで…良い所の容姿端麗なお嬢さんを嫁にもらい、東京なら世田谷、大阪なら豊中、神戸なら芦屋辺りに、結構な家を構えて、家族4人で、幸せに暮らした方が良いに決まってるだろうし(笑)

何よりも好きで、選んだ人生じゃないんだから(笑)…これしか仕方がなかったんだから。

それでも、俺は、やせ我慢でも何でもなくて、そういうことだけが幸せだとは、思っていない。

何故?、例えば、さっき、窓の外の、木々の緑を見ていたんだが…俺は幸せだったんだよ。

木々の梢の緑を、揺れる、沢山の葉を見ているだけで、…俺は幸せなんだ。

そして、俺は、ヨーコさんと一緒に、歌い出すんだ。

♪ Who has seen the wind, neither you nor I

But when the trees bow down they’re head, the wind is passing by

Oh wind, wind, wind, wind ♪

それだけで、俺は幸せなんだよ。

まぁ、Fucking money を、稼ぐために、Fucking life を 送った無念はあるけどさ。

それだけは本当にあんたたちの人生の方が良かったと思うけど。

でも、それはそれ、  これはこれ。

仕方ないじゃないか それが人生だったんだから。

他に選択肢は無かったんだから。

だけど俺には言えるんだよ。

大学なんか出なくたって 一流企業になんか勤めなくたって 人生は人生

あなたの心が どんなかだけが 人間の基準だって

俺は知りぬいているんだよ

そのように 神様に使わされたんだよ。

生きている内に 必ず ものごとを 明らかにしろよ と

ただそれだけが 俺の人生でもあったんだよ。

金が山ほどあろうと なかろうと(あるに越したことのないのが資本主義だから、頑張れる時に、頑張るべしだけど)

だけど Kisaraさん Kisaraさんは 頭があるからいいけどさ 

俺たちは一生働いて年収500万円の労働者 それが90%じゃないか

何言ってるんだよ 労働者諸君…寅さんではないが(笑)

その代わり あんたたちには 最高の幸せがあるじゃないか

白銀も黄金も玉も何せむに まされる宝  子に如かめやも  じゃないか

それ以上の贅沢はないよ  育て方を間違ったら地獄かもしれないが(笑)

ま、今日は、これぐらいで。 昼飯に行ってくるよ。

食事前に、メガバンクの行員さんが、(好青年、と言っても妻帯者だと思うが)、

先週号の週刊朝日、藤巻健史氏の連載コラムを読んでいて、私の頭に閃いた、デフレ脱却の単純明快な提言は、早い方が良いかと思うから、出来たら、今日、メルマガの号外で発行しようかと思っていたんだけど。

食事前に、メガバンクの行員さんが、(好青年、と言っても妻帯者だと思うが)、「Kisaraさん、ブログ読みましたよ。週末も京都ですか」と電話で言うから、「勿論!」、と。…未だ行き先は決めていないんだけどさ。

「写真…皆、行きたくても行けないから…梅良いですか」「北野天満宮は最高だよ…」「明日行こうかなぁ」「そうしなよ、良いよ、幸せだよ」、と言うような会話を交わしていたら。

一度で、大好きな場所に成った、「両足院」、の写真を、今日、アップしても良いように画像フォルダに入れて来た事を思い出した。…メルマガ、4月12日号、場合に依ったら、4月19日号まで、書いてしまおうかと思っていたのだが。

「写真、良いですね…」、「あれ、実は重労働なんだよ…」。さて、どうしたものか(笑)

藤巻健史さんの「週刊朝日」連載コラムは…

…前略

日本では、バブル崩壊以降、景気低迷が21年も続いている。その印象が強烈なせいか、「米国も日本の二の舞いで景気低迷が長く続く」と説く人がいる。

しかし、私は同意できない。1月28日号で、“株価が上がっちゃった”後の資産効果(株や不動産の価格上昇が個人消費を押し上げる)で非常によい回転に入ったと書いたとおり、米国経済は極めて強いと思うのだ。…後略

で、始まったんだ。

時に、Kisara殿、と家康殿が…。   2月13日、両足院。

最近、ニュース番組が、明らかに変わって来たようじゃのぉ。 

御意。

特に、ニュース23が顕著なのではないか?

御意。 何故じゃろうかのぉ、Kisara殿。

家康殿、元々、TBSはテレビ界のサラブレッドだったのじゃよ。

うむ。

だからテレビ界を目指す者たちの最優秀選手=ジャーナリストを志す者たち=が就職していたのじゃ。

それが、この20年の、お茶らけ、痴呆テレビ時代になって、この路線の代表選手となった、フジテレビ、日本テレビに、視聴率競争で遅れをとってしまったのじゃな。

そうこうているうちに目も当てられる状態に成ってしまったのじゃ。

まぁ、政治報道はロッキード事件からアッパラパーになってしまった訳じゃが。

わしは、わしの同級生たちの中の優秀選手が、此処には特に居るはずじゃと思っておったのじゃよ。

うむ。

だから、去年の7月に彼らの心臓を穿つ文章を書いて、そのまま送った時、わしは、まともな順番に、在るべき姿に変わっていくはずだと思っておったのじゃ。

最初に、ニュース・ステーションに、その兆候を感じたが、最近、一気に、TBSのニュース23が、変わって来たように思うのじゃ。

これまでの、全局横並びで、時間が違うだけ、内容は全く一緒。

から、独自の報道に切り替わって来ている様に思うのじゃ。

フジテレビの11時半からのニュースも変わって来たのではないか。

御意。

それが本来、当然な姿じゃろうし、でなければ、何のために、東京一極に集中しておるのじゃ、となるからのぉ。

御意。

家康殿、今は特別拝観中で、長谷川等伯の竹林七賢人図が見られるのじゃよ。

うむ。 等伯の線は、実に見事じゃった…当然ながら、それらは撮影不可で、十分堪能して庭に移ったのじゃが、途中の、この庭も、とても良いのじゃよ。知っておるぞ、Kisara殿。わしも好きな庭じゃ。此処は本当に良い所じゃかのぉ。時に、Kisara殿、ここを開いた栄西禅師というのは偉い坊さんだったのじゃよ。御意。

隣の霊廟の佇まいでも分かりまする。 うむ。

おお、懐かしい茶室ではござらぬか。

Kisara殿、わしは家臣たちや大名たちが茶道に励む事には消極的な態度を取り続けたのじゃが、わし自体は、茶道は、たしなんでおったのじゃよ。 御意。…もっと自由にしても良かったかのぉ。Kisara殿。 うむ。それは何とも返答しかねまする。わし自身は茶道そのものとは無縁に生きてきた人間ですゆえ。 うむ。それでよか。 ありゃ、まぁ。

Kisara殿は、既にお分かりと思うがのぉ。 うむ。

わしはのぉ。茶道を権威の様にする者たちが出てくるのを嫌ったのじゃ。 御意。 治国済民平天下を急いで、揺るぎなく、完成せねばならなかったからのぉ。各藩の大名たちが、自分たちの国の為政を忘れて茶道なぞに現を抜かしだす様な余裕は、あの時にはなかったからのぉ。 御意。打ち続いた戦いで国土も民も疲弊しておったのじゃからのぉ。 御意。 各藩の安定を、しかして国の安泰を図る事が喫緊の課題じゃったのじゃ。それこそがノーサイドの精神、全員参加の国づくりじゃろうが。わし一人で300超の藩=国を見れるわけはないのじゃからのぉ。 御意。

うーむ。実に見事じゃ。鎌倉、室町、桃山の精神が在るぞ、Kisara殿。 うむ。

Kisara殿は知ってじゃろうが、わしはのぉ、役人が贅沢する事を忌み嫌ったのじゃ。だから、わしものぉ。ふんどしが黄色くなるまで履いておったのじゃよ。 御意。 大奥の女御たちが、…わしらの茄子は美味かったのじゃよ…これが美味いとて、ご飯を食べ過ぎるものじゃからのぉ、わしは、この茄子を思い切り塩辛くしたのじゃよ。 うむ。 そうしたら、途端に、米の減り具合が減ってのぉ。 うむ。 百姓には無理を強いて置きながら、役人がたらふく食っておったのでは示しがつかぬじゃろう。 御意。 それが、大奥の茄子漬が塩辛かった理由なのじゃよ。 御意。

Kisara殿。うむ。 信長殿も、秀吉殿も、わしも…。

わしらは皆、禅に学び、己を律し、例えば、いつも、この様にして庭を眺め、統治のことを考えておったのじゃよ。わしは思うのじゃが、わしらの思索の方が、現代の政権担当者たちとやらよりも、遥かに深かったと、わしには見えるのじゃが。 Kisara殿は、どう思われるかのぉ。 仰せの通り。…詳細は、メルマガで。

およよ、あの目立たぬメルマガじゃな。 うむむーつ。 わっはっはっ。 あっはっはっ。

わしはのぉ。Kisara殿。お主の言葉が一気に日本中に木霊(こだま)することを…、

願っておるぞ。と、家康殿が言ったら、信長殿が、あの大音声で、「Kisara殿ーっ。わしこそ、そう願っておるぞ!」、と。 すると、秀吉殿も、「何と言うても、Kisara殿は、わしと、醍醐寺で、正法眼蔵した、お方じゃからのぉ、わしは、この400年で、初めて、お主の様な人間と会ったぞ」、と。これ以上ない言葉を言ってくれたのだった。(笑)

どうしたのじゃ、Kisara殿。と、この御三方が、異口同音に、私に尋ねたのだが…。

うむむーっ。わしも「今まで生きて来た人生の中で一番嬉しい」、と、私は、感涙に咽びながら、15歳の水泳少女の様な言葉を発したのだった(笑)

2011/3/5

おはようございます。

家康殿の薦めに従って、今日は石川丈山ゆかりの場所を訪ねます。…私は、冗談ではなく(笑)、家康殿との対話は、読み返すたびに、感涙を禁じ得ないのです。

醍醐寺を訪れ、…翌日、更に訪れ、…三宝院の庭で、秀吉殿と、正法眼蔵した訳ですが、…秀吉殿との対話の始まりは、ねね殿の魂が今も生きている、素晴らしい寺院…高台寺、並びに、圓徳院での、ねね殿との正法眼蔵を通じて、既に、とても深く始まっているのです…。

何よりも、あの日、高台寺には、秀吉殿とねねさんが、居たのです…あの時、手を伸ばせば届きそうなほどの頭上には、何とも威厳のある風情の百舌が…長いこと、私を見守る様に居て、…その下の池には、それこそ永遠に寄り添う様にして、全く動かず、身を寄せ合っていた夫婦の鯉が居たのです。…色も実に見事だった…立派な体格の雄は黒々として、雌の方は見事なほどに鮮やかな赤と言うか黄色と言うか、鯉だった。

私は、これこそ、秀吉殿とねね殿であると、…二人と、正法眼蔵していたのだから(笑)

今晩は。

今日は枳穀邸に行って来たのですが…日本で一番幸せな男だったかも知れない(笑)…何故か?、此処にはこの3ヶ月位の間に3回も訪れた事に成った、その御褒美だろうか(笑)…此処の梅園は北野天満宮等には比べる事も出来ない、実に、こじんまりとしたものなのだが。

京都駅で遅い昼食を摂り2時前後に着いた…何と私は閉門時間まで居たのである…何故かと言うと入口ら直ぐの通路の生垣に在る、4本ほどの紅白の梅の木がなかなか良いので早速撮影に取りかかったら、いきなり、百舌が、「Kisaraさん、いらっしゃい」、と、目の前の梅の木と戯れてくれるではないか(笑)…今日は、タムロンの広角レンズで梅を撮りに来たのだったが。

うむ。と、リュックを下ろして、望遠に切り替えるのに手間取っていたら、「Kisaraさんたら、遅いんだから…あたしたちは、じっとしていられない性分だって知っているでしょうと、隣の高木の枝に移ってしまった(笑)

つまり、鳥に心奪われてしまったのである。…おまけに、そこが梅園だろうと思いこんでいた入口左の場所は梅林ではなかったので、一枚だけ撮って歩こうとしたら、水の中から、「Kisaraさん、いらっしゃい。待ってたよ」、と呼ぶ声が…見事な形の鯉たちが集まってくるではありませんか(笑)

そんなこんなで、梅園に着いたのは3時をとうに過ぎていた頃だろう…やがて、園内には誰もいなくなり、居たのは、私と、園内養生の係員の人たち4,5人だけとなった。…つまり、私は、此処の梅園を独り占め…普段は、誰も入れない中に、庭師さんたちと一緒に…庭師さんは右、私は左…庭師さんは庭の養生、私は梅と正法眼蔵。

今日、日本中の梅園で、こんな御褒美に与った者は、私ただ一人だろう(笑)…つまり、誰にも撮れない、誰も気が付く訳がない…大体、私の写真とは、そういうものだが…素晴らしい梅の写真が撮れた…未だ再生も取り込みもしていないが、確かめなくても分かる。

絶品!(笑)…これは、メルマガの号外の様なものだけど、皆さんにプレゼント(笑)。これから、入浴しますので、これにて。

国道沿いの店、痴呆テレビ、知性の欠如、携帯、ゲーム、アニメ、etc.

日本中の総ての人は、Kisara殿のメルマガを読んだ方が良い。と、家康殿は言った。…本人も、何のてらいもなく、そう思う。…いよいよ、わたし達の国に在る、「本質的な病」、を糾す文章を書きだすからだ。

何故、メルマガか…「真実の人生には終わりがない、真実の本にも終わりがない」、(ル・クレジオ)。…その様な本を書くのも気合、買って読むのも気合…皆さま方が、本を買う時、読もうという気合なしに本を買う人はいないでしょう。

考えて見たら分かると思うけど、…有名人には、有名税の様なものを勝手に払う人は山ほど居る訳だから…実は、有名人の書く本には、本当の中身は無いと言っても過言ではないのです。

だが、無名の私は、そうではない。…例え、それが堀江貴文氏に倣って…銀行振り込み手数料と同額の、月840円、毎週火曜日発行…一回あたり、たった210円だとしても、お金を払って頂いて読者となって頂く以上は、毎回、その値打ち以上のものを書かねばならぬのである。…これは似非芸術家に出来る事ではない…詐欺師なら出来るが…そんな者はビジネス社会でも論外だし、ましてや芸術なら尚の事、論外。

私は、既に、1年分を一気に書きたいほどの、書かねば成らぬことが在るから、メルマガを発行したのである。

今、所謂、先生がたが出版する様な形ではなく、「第一章」、は、出版しようと決めていはいるが、それでも7か月もかかる。…これは、□■メルマガ■□、で行くしかない。と、決心した。

日本中のPCを使える全ての人が、この、□■メルマガ■□、をクリックしてくれたなら、日本は変わる。…21世紀が、ほんとうに始まる。 


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