2011/3/21–22 ― 想像力を欠いた内閣と「女の時代」の到来を願う理由

2011年3月21日、官僚依存で想像力も能力も欠いた現内閣を痛烈に批判。
救える命を失わせた責任を指摘する。
翌22日、知恩院で耳にした暴力的な言葉から「下品」テレビの弊害を憂い、女の時代の到来こそ暴力を克服する道と説く。

2011年3月21日のブログ記事。東日本大震災の非常時における菅内閣の無能な対応(物資輸送の滞留など)を、「想像力と能力の欠如」が原因だと厳しく批判。さらに、この状況は長年にわたり「下品」なテレビ番組を作り続けたメディアの責任でもあると断じます。京都の知恩院で出会った若者の粗暴な言葉を例に挙げ、低俗なメディアが生み出す「人間三種の悪」が社会を蝕んでいると主張し、平和と秩序をもたらす「女の時代」の到来を訴えます。

平時から、官僚の言う通りの事しか出来ていなかった内閣が、非常時に…。
2011/3/21
物資が滞留していたのも、現内閣の、想像力の欠如、能力の無さに尽きている…普通の人が持つぐらいの想像力、能力しか持ち合わせていない者を、
私は、エリートとは呼ばない…ましてや為政者に、おいておや、なのだ。

この内閣は、周知の様に、もう終わりの内閣だった…それでなくとも自己保身、権力欲だけは専門家の内閣だ。…
一人は、常に4列目に居て逃げまくっていた男、もう一人は、途中で脱退して弁護士になった男…全共闘の悪しき面だけをDNAに持っている内閣でもある訳だが。

彼らは、もう万事休す、その時に、今回の事が起きた…
元々、心眼から程遠い人間達が、益々もって心眼から遠くなったことは間違いなかろう。
彼らの頭に浮かんだ事は、被災地や、被災者の事よりも先に、…これで自分達の首が繋がった、だっただろう。

平時から、官僚の言う通りの事しか出来ていなかった内閣が、非常時に、ましてやこの非常時にだ、自分達の考えなど何一つ浮かぶ訳がなく、
全ては、これまでの経験豊富な官僚任せ…わたし達が無念だったのは、今回は、これまでとは違ったものだった事だ。

東工大(で学生運動に血道を上げ)を出て、既述した様な、大学の模擬店でやきそばを作ったりのアルバイト暮しの数年間を経て政治家になった様な人間に、「俺は原子力の専門家だ」等と言われたら、日本中に、たくさんいるであろう、原子力学者や研究者、実際の現場で仕事をしている技術者=専門家たちは、たまったものではなかろう。

民主党及び野党各党の代議士の中で、明らかに、彼の大学よりも偏差値が高いとされている所の出身者は、彼に、一体、どの程度の専門家なのか、公開質問状を提出してみたらどうか。

こんな人間を選択し、今この時に、突然の大連立などということにまでシンパシーを発揮したような論説員等のために、救えた命がなかったとは、誰も言えないだろう。

私が女の時代=女の平和=が早く来るべしと思う理由。
2011/3/22
昨日、3月21日は彼岸でもあった訳ですが、知恩院・御影堂は、平生の法事よりも今回の大震災へ供養と回復で満たされていた…京都中がそうだった、と言っても良い。
後で知ったのだが、今年は3月11日以降は、東山花灯路も中止して。
これらの事は、此処では書けませんので…既述しまたように、作家と読者の関係でしか書けない、或いは、開陳出来ない性質のものですので、メルマガでご購読下さい。
この様な空気に満ちていた、おまけに彼岸の日にです。…
私は同行者である専務と御影堂を出て、友禅庵側の階段を下りて、庭園設計に於ける、昭和の名匠、小川治平衛さんが設計した丸山公園に向かおうとしていたのですが、後方に、3,4人の大学生と思しき男性たちがいた。
21日が最後の拝観日だった、秀忠殿が建立を命じた素晴らしい建築物である、国宝の三門を見やりながら階段を下り終えようとした時に、突然、この若者たちの誰かが、大きな声と言うだけではなく、あんまりじゃないかと言うしかない…「ぶち殺したろか!」
ふざけ合いの言葉の響き等と言ったものではなく、心底からの声の響きだった。…
私は、この響きが今も耳に残っている。
昨日、こんな声を、あろうことか知恩院で聞いて、思った事は、或る売れっ子芸人の風貌と、しゃべり方…
彼らは、お約束ごとの様にして、「下品」、テレビを占領して、笑いをとるためにしゃべっているつもりだろうが、こんなものを20年超、見続けて育った若者の中に、本当の、「下品」、に染まり、
様々な悪=「下品」、とは人間の三種の悪のことなのだから=に手を染め、果ては人殺しをなしたりする者が現れないと誰が言えよう。

私が、毎週、朝日、日経の読書欄を抜粋紹介する難儀な作業を続けるのは…。
20年超、続いた痴呆テレビに、毎週、日曜日の、たった一日だけで、どれほど、国民が知った方が良い情報に溢れている事かに、気づかせるため。
これまでのテレビの有り様が変わるまでは、難儀だが続ける…かさばる新聞をPCに保存する自分の為の作業でもあると、ため息をつきながら。
女の時代が来て、どうなるか…
暴力をふるいたくて仕方がないような野郎どもは皆、格闘技的なスポーツや、力自慢世界大会用の生き物として飼い馴らせば良い。


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