世界有数の「詭弁家」であることだけは教えてくれる。(2011/3/29)
NHKの国会中継を手がかりに、著者は菅首相の答弁を「詭弁」と断じ、原発事故初動の視察や助言体制の混乱を「筋違い内閣」として批判。小沢一郎排除や参院選の失策を例に、メディアが生んだ政治の責任を問い、いまこそ「筋違い」を糾すことが真の供養だと主張する。
2011年3月29日のブログ記事。筆者は、東日本大震災における菅直人首相の国会答弁を「詭弁」だと激しく批判し、その保身と自己弁護の姿勢を追及している。特に、原発事故の最中に「ベント」を開けるような危険な判断をしたことや、自身の視察を「勉強のため」と説明したことの矛盾を指摘。この事態を引き起こした現内閣を「筋違い内閣」と命名し、この内閣を選び、延命させたメディアの責任を強く糾弾している。
世界有数の「詭弁家」であることだけは教えてくれる。
2011-03-29
今、NHKで国会の質疑を放映しているが…野党の質問議員の音声は流さずに、管首相の答弁だけは流していたが。
国の首相が視察に来ると言う時に、…放射能を出す事が確実な…ベント(弁)を開ける様な、人間が、世界の何処にいるか!
私は、この男の特質、本質なのであろう…参議院選挙での惨敗原因だった、…消費税増税発言の時の詭弁から始まって、…この男の、聞くに堪えない詭弁、…己の保身、自己弁護の為なら、次から次と口から出まかせを言う…この様な人間を見続けなければならない苦痛を、…何故、立花よ星よ、論説員達よ、貴方がたは、国民に与え続けるのか?
何の権利、何の資格が有って、このような者を首相としたのか?
12時のニュースで観ている方も多いだろう。
(文中敬称略)
管直人は、12日の午前1時半にはベントを開けるべしとの結論を出していたと答弁しているが…ならば、貴方は、どれだけのレベルの、どんな種類の放射能が放出されているかも分からない時に、視察に行く…なんなら自ら防御作業をしても良いと思うほどの、肝っ玉を持った男なのか…全共闘当時から貴方を良く知っているという、当時、貴方と対峙していた公安責任者は、貴方の事を、常に4列目に居た…絶対に捕まらない…「逃げ男」だったと言っているが。
もしや、この方や、私たちが貴方を見誤っているのだとしよう。…貴方が強弁した通りに、東電が、ベントを開けていたとしよう。
一国の首相として、其処に行く事は正しい事か?
つまり、私は思うのだ…貴方は常に自分のこと、自分の立場、国民からどう見られるか、その様な事ばかりを考えている人で、貴方の中に、本当の所では、国や国民はないのだと…貴方を見続けてきている今、…ツイッターで在る方が呟いて居たのだが…「良い人だなんだとは思うが…」などとは、もはや思えない。と
真の反省とはなにか…「現内閣」、論。
21世紀人間とは、…或いは、21世紀国家とは何か、と問われたなら、私は、例えば、こう言うだろう…論語的に言えば、「王道」、を歩む人間、国家であると。
法然上人の浄土宗で言えば、「聖道」、を歩む人間、国家であると。
20世紀までは、そうではない。…「覇道」や「邪道」、南禅寺や建仁寺に代表される禅の世界で言えば、「六道の庭」であって、…「方丈の庭」ではないと。
20世紀までの世界は、悪を克服出来ない世界だった。
ありとあらゆる悪が…この世には存在している事は、…外交に携わって来た人、或いは商社に於いて、諸外国との法的紛争に携わって来た人、メーカーに於いて、理不尽な特許紛争に携わって来た人、一代で会社を興し、経営を為してきた人、或いは、様々な営業等、人にかかわる仕事を為して来た人たちは、一度や二度は、この世に厳然として存在する悪に直面した事があるはずである。
単純な詐欺師や泥棒の類は、その場限りだったり、一瞬だったりするものだが…悪人という者は、或いは、この世に存在する悪と言うものは、…約束を踏みにじる、騙す、etcな事を為した上で、更に、「筋違い」な事を為してくるものだという事の、一つや二つは、皆、経験しているはずだ。
私は、現内閣というのは、命名すれば、「筋違い内閣」なのだと、本日、気がついた。
山ほど在る事例の中から、三つを上げる。…先ず、第一は、自分たちの党を政権を担える勢力にまで押し上げた、最大の功労者…言わば、信長、秀吉、家康殿達と、同等の人物であると言っても良い…為政者としての資質、国の経営者としての見識等に於いては…人物が、それゆえに、相手方の放った、「けもの道」、に依って、迫害された時…週刊朝日も見えていた、私にも見えていた…一致団結して、この、反・民主主義的な権力の横暴に対して闘うどころか、…与した、「筋違い」。
参議院選挙の時に、一人の男が、突如として消費税10%増税と宣言した…党所属の409人…それぞれの地域から勝ち上がり、国民を代表している議員達に、…何一つ図らず、思いつきの様な独断専行を為した、「筋違い」…この結果が大惨敗で、現在の不安定さを作っている事は無論。
代表自身にも、ここまでの重大事故にした大きな責任が在る…不手際の連発で…今、世界を震撼させているフクシマを、…何とか、解決しなければならない時…しかも関係者が決死の覚悟で作業をなしている時、当事者である東電と共に、とことん、自らも死ぬ気で取り組まなければならない時に、…原子力を勉強したい…今は、そんな時か!…一人でも多くの決死的な英雄たちが、人海作戦で、事にあたるしかない時に、…
ただ、ただ、彼らに感謝し、彼らの恩に報いる為の、バックアップの全てを為さねば成らぬ時に…国会にも、誰にも図らずに大量の学者を補佐官としてに任命して、指揮系統をグチャグチャにし出している…こんな事だけは決断する、「筋違い」。
つまり、「筋違い内閣」なのである。
筋違いな者でも弁護するのが弁護士の仕事。現内閣の、実質的な権力者が、弁護士であるのも、さもありなん、と私は思う。
言うまでもなく、この「筋違い内閣」を誕生させ、延命させたマスコミも、「筋違いマスコミ」…昨日までの、それが有り様…この罪が一番深いと私は糾すのです。
今、私たちに出来る事は、この筋違いを、糾すことだけだ、と。
死んでしまった者、今、そこに在るフクシマを、無かった以前には、何を言っても戻せないが。…この筋違いだけは、糾せる。…糾さなければ成らない…それこそが真の供養だと私は思う。