敗者競争:伊藤元重教授の文章と『アンナ・カレーニナ』

2011年、日本経済新聞に掲載された伊藤元重教授の「敗者競争」という論考を引用し、筆者がその知性を絶賛する。トルストイの小説『アンナ・カレーニナ』の有名な一節を引用する教授の文章から、真の知性と洞察力を読み解き、経済の複雑な状況を考察する。

今日の、日経19面に、寄稿している、伊藤元重 東京大学教授は…。
2011年08月22日

今日の、日経19面に、寄稿している、伊藤元重 東京大学教授は、本当の一流であると、私は思う。彼ならば、私が、「文明のターンテーブル」、に於いて、袋綴じとして(笑)提言する、日本及び世界経済に対する、解答の凄さが分かるはずである。

同時に、この実に文章の端々にも、一流の知性である事が忍ばれる伊藤氏に於いて、何故、私の発想が浮かばないかと言えば…、後は「文明のターンテーブル」を御購読下され。

今日は、この伊藤教授の簡潔な文章を楽しもうと思う。

「敗者競争」、日本も渦中に
欧米と立場逆転も 市場、国債リスクを意識…日経新聞8月22日19面より

*以下は私。
ロシアの文豪トルストイの小説「アンナ・カレーニナ」の冒頭に「幸福な家庭は皆同じように似ているが、不幸な家庭はそれぞれにその不幸の様を異にしているものだ」という有名な文章がある。

問題を抱えた経済をみるにつけ、この文章が頭に浮かんでくる。
この文章には重要なメッセージが込められている。
経済が順調であるためには、様々な条件がすべて満たされなくてはいけない。
一つでも条件が狂えば、他の条件が満たされていても経済は不幸な状況になるのだ。
…以下続く。

*普通の人では「アンナ・カレーニナ」から書き出す人はまずいない。
ひょっとして、伊藤教授は、私の文章を読んでいてくれたかもしれないな(笑)。

伊藤教授の簡潔な論文は、明日にでも読者の方々と一緒に堪能したいと思う。
以上。

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