2025/9/12、万博2025の夜空に現れた三羽の鳥とラヴェル《天国の美しい三羽の鳥》

2025/9/12、2025年万博の大屋根リングで夜景を撮影中、筆者の前に突如三羽の鳥が現れ消えた体験を記録。写真検証とともに、ラヴェル作曲《天国の美しい三羽の鳥》の象徴的な歌詞を紹介し、自然と芸術が重なり合う瞬間を描く。

万博2025での夜景撮影中、信じられないような形で目の前に現れた3羽の鳥。その奇跡的な体験が、ラヴェルの合唱曲「天国の美しい三羽の鳥」の歌詞と重なり、深い感動をもたらした。美しい情景と悲劇的な歌詞の対比、そして写真に残された神秘的な光景について綴る。

今日は、夜景の完成版を撮るために、夕刻6時半ごろに万博2025に入場した。
大変な人出だから、さっと撮影して帰ってくる予定だった。
とても速やかに、30分間だけの撮影で帰ってこようと考えていた予定通りの素晴らしさで撮影が進んだ。

だが、あまりにも美しい。
大屋根リングに集う人々の姿の美しさ。
少し時間が過ぎてきたなと思い帰路を急ごうとしていた、その時だった。

大屋根リングの一番高いところから下って帰ろうとしていた時に、正面の空に白いものが光ったように見えた。
稲妻にしては音がしないな、そんな事を考えながら下ってきたら、なんと、私の目の前に3羽の鳥が、信じられないような形で現れて消えていったのである。
万博の何がしかのトリックかなと思ったほど、信じがたい体験だった。

私の脳裏に、ラヴェルの天国の美しい三羽の鳥が浮かんだのは言うまでもない。
今を生きる空海、信長の前には、尋常ならざることが起きるのだと考えるしかない。

帰宅した私は、3羽の鳥の写真を確認した。
暗い時間帯に突然現れたから、一枚は、全くピントが合わなかったが、その一枚も、入れる事にした。

同時に、ラヴェルの「天国の美しい三羽の鳥」について検証した。
ラヴェルの「天国の美しい3羽の鳥(Trois beaux oiseaux du paradis)」は、戦争に赴いた恋人を思う女性の悲しくも美しい心情を描いた歌詞です。

第1連:
女性が「天国の美しい3羽の鳥よ、私の恋人は戦場にいるの」と問いかけます。
3羽の鳥はそれぞれ「空より青い」「雪の色」「鮮やかな赤」と表現され、フランスの国旗の色を象徴しています。

第2連:
鳥たちが「何を運んでくるの?」という問いに答えます。
青い鳥は「青い瞳(まなざし)」を、白い鳥は「清らかな口づけ」を運んできたと答えます。
これは、恋人との思い出や純粋な愛を象徴していると考えられます。

第3連:
女性が「赤い鳥よ、あなたは何を運んでくるの?」と尋ねます。
赤い鳥は「美しい真っ赤な心臓」を運んできたと答えます。

結び:
女性は「ああ!私の心は凍りついてしまうようだ。それも持って行ってちょうだい」と歌います。
この最後の言葉は、恋人の「心臓」が、もう鼓動していない、つまり命を失ったことを示唆しており、深い悲しみを表現しています。

この歌詞は、美しい情景の描写と、戦争による愛する人の死という悲劇的な現実が対比され、聴く人の心に強く訴えかけるものとなっています。
この稿続く。

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